大変ご無沙汰でございます。。。

X-Alpsは3日後にスタートです。
日本チーム(その他全てのチームが・・・ですが)はすでにスタートの地ザルツブルグに入り、様々なブリーフィング、メディア対応等をこなし、日曜日のスタートを待っています。

6月中旬にヨーロッパ入りし行ってきたルート調査とトレーニングも思った以上にうまくこなせ、まずまずの準備は出来ているように感じます。。。が、そういったいくつもの準備、調査が全く思ったようにいかないのがこのレース、何が起こってもいいように頭を柔らかくしておかないといけないですね。


過去の様子を少し書こうと思ったのですが、思い出すのは非常に困難・・・わかってはいましたが、ネット環境等でなかなか書く機会がありませんでした。


ということで、

Facebookに少しずつアップしていた記事をそのままコーピーして載せるという怠けた方法で許していただこうかと・・・(笑)


6月25日
数週間前の悪夢(?)再来でめちゃくちゃ寒い!!Nord Foehn(北フェーン)も思いっきり吹き下ろして来ているし・・・今日は標高1300m、温泉で有名なロイカーバードで温泉無しの寒いキャンプです。(笑)ここは今回のレースで非常に重要なポイントとなる場所の一つです。ここがインターラーケンのあるアルプス北側から次のマッターホルンのある南側へ抜ける最短の今回の最短ルート。飛んでも、歩いてもこのルートを取る事になるでしょう。。。

6月26日
極寒の地から南国へ。。。今日はロイカーバードの村からハイクアップ。シオンのCTR(航空管制圏)にかからないテイクオフポイントをチェックし、そこから次のターンポイントであるマッターホルンへ向けてのフライトです。今日はVisp(フィスプ)の辺りにランディングしましたが、本番ではそのまま飛んでいってしまうか、谷の入り口の山の中腹にうまく突き刺さり、そこから少し登ってマッターホルンを目指すか・・・といった感じになりそうです。しかし、それよりも重要になってくるのがマッターホルンを取った後、モン・ブランに向かうルートです。。。今日はかなり時間をかけてルートを検証、何か秘策が飛び出すのか???その後は寒さのあまり(?)イタリアのターンポイントであるオルトレからインターラーケンへのオプションルートの南回りをチェックしに・・・途中のコモ湖で暖かなキャンプとなりました。(笑)

6月27日
そして、再び極寒の地へ。。。今日は、イタリアのターンポイントであるオルトレからのルートで定石ルートの北回りと一発のある南回りルートの分かれ目となる峠(パッソ・ステルビア)からのフライトをなんとかしてみようと試みたのですが、前線の通過で再び雪・・・で、フライトは断念。しかし、いいトレーニングにはなったようです。しばらく天候はあまりすぐれない予報で、しかも寒そう。2000mを切る位までは雪になりそう・・・と、再びヨーロッパは寒いです。峠からさらに高い所にあるスキー場では多くのチームがアルペンからクロスカントリーまで、スキーのトレーニングをしていました。今朝コモ湖をスタートした時はTシャツにショートパンツ・・・今は完全冬装備・・・季節感全く無しの一日でした。ちなみに、今日はオーストリアに再び入り、ツィラータールでキャンプです。

6月28日
残念ながら、オーストリアの天気は向こう2日ほどあまりすぐれない予報です。本来ならもう少しルートを見ながら・・・と考えていましたが、どうせ飛べないなら最後の準備を腰を据えて行おうということで、少々早めにザルツブルグ入りしました。これまでのところかなりいい感じでルートチェックはできているので、あまり焦りはありません。。。ツィラータール出発前にはミーティングを長めに行い、装備品等々の確認、そしてザルツブルグ入りしてからはこれからのコンディション調整などの確認、これからいよいよレース本番に向けてピークを合わせていくことになります。。。

6月29日
昨晩、今朝の予報では午前中はなんとか飛べそうで、午後からは雨が降り出す・・・というような感じでしたが、思ったよりも前線の接近は遅くなりそう。。。とにかく昨日からの予定通りザルツブルグの街のスタートからガイスベルグまでの道を各自チェックしながらハイクアップ(今回のレースでは、この区間だけはルートが決められているのでそれをチェック・・・)なかなかわかりづらいようで、2、3度登っておくのは良かったかもしれません。 その後、グライダー、その他装備品のスポンサー用の写真撮影です。 扇澤さんは、撮影後グライダーの調整を徹底的に行っていましたが、ちょっとコンディションが上がった隙に雲底は結構低いながらダハシュタインまで80Kmほどのフライト。天気予報が良い方にハズレた一日でした。が、これを書いている今は雨・雨・雨・・・(笑)明日もなんだか悪くない感じに変わって来ています。そして、月曜日頃からはようやく夏・・・となるのか???

6月30日
今日は、サポートとアスリートは別行動。サポートチームはダハシュタインへの徒歩の場合のルートを主に調査。今年は雪が予想以上に(もう前からわかっていましたが・・・笑)多く、氷河を歩いてターンポイントへ向かう北側からのルート、南側からヴィアフェラータで上がっていくルート、共に危険いっぱい!ヴィアフェラータに関しては、地元のどんな人に聞いても「今はとにかく無理!!」ということ・・・レースまでの一週間の天気次第では、ターンポイントのシリンダーを大きくして通過しなくてはいけない所を少し大きくするんじゃないかな?という感じなのですが、決めつけてはいけないですね。。。そういえば・・・山麓駅ではノルディック複合の全日本チーム(オリンピック強化指定選手)がトレーニングをしていたので、X-Alpsの宣伝をしておきました。。。 パイロットの2人はガイスベルグでのフライトでグライダーの調整。あのマシーンでも、テイクオフして垂直上昇時々バックといった風のようでした。。。 明日はレースの受付、そしてオフィシャルのプレシューティング・・・と、レース本番までスケジュールは結構埋まってしまっています。あわただしくしている間にレースが始まってしまうのかな?



とりあえず、6月分を載せておきます。

7月分、そして写真はまた時間がある時に・・・


それでは、今回はこの辺で。。。