続 Fumio Miki - スイス・インターラーケンより・・・

スイス・インターラーケンより・・・ 旧ブログの過去ログはこちらからご覧下さい。 http://sky.ap.teacup.com/miki_swiss/

2012/11

仕事納め・・・

タイトルどおり・・・世間よりも一ヶ月ほど早く仕事納めしました。(笑)

飛び(パラ)の仕事の事ですけど・・・

もしかしたら、まだ12月も飛ぶ事が無いとは言えないのですが、一応今シーズンはここまでということにしておきます。(かなり自主的に・・・)

今シーズンは、少し控えめにしていたはずなのですが、結局昨年とほぼ同じで750本くらいのフライトをしたようです。

去年辺りから、ハイシーズンはもちろんなのですが、それ以外の5、6月そして9、10月にもかなりのお客さんが来ました。天気がいい日はとにかく休憩無しで朝から晩まで飛び続けるという日が多くなりましたね。これはマーケティングの効果で素晴らしい事なのですが、確かに仕事があるのはいのですが、もうちょっとのんびりペースでも・・・と、思った事も度々でした。(笑)



今シーズンは、なんとソロで一度も飛べませんでした。ビックリです・・・

やっぱり自分の休みを天気に合わせられないのがなかなか飛ぶモチベーションを上げる事が出来ない原因でした。(ちょこちょこ飛ぶんだったら何の問題も無いのですが、どうせなら・・・と、思ってしまうんですよね。笑)

悔やまれるのは、8月末の例の4日間かな。

多くのタンデムパイロットもかなり強引に休んでそれぞれ様々なビッグフライトしていたのですが・・・自分もちょっと強引に行くべきだったかな?と・・・(笑)まぁ、そんなことすると収拾着かなくなるのでしょうがないですね。



あと一つ、大きく変わって来たかな?と感じたのは、

ハイク&フライの普及ですかね。日本も結構ブームになりつつあるようであうが、こっちはかなりなものです。

数年前までが嘘のようです。そんな事するのはX-Alpsに出るような連中だけ・・・というような感じだったのが、一昨年、昨年頃から軽量グライダー、そして今年に入り、それに加えてミニウィング、ハイブリッド等のグライダーもかなり増え、特に秋の天気のいい日にはオフィシャルのテイクオフが無いような様々な方面からインターラーケンに向かって飛んで来るグライダーを目にする事が多くなりました。


いつか書こうとは思っているのですが、ミニウィング、ハイブリッドに関しては、経験の少ないパイロットにはちょっと危ない事もあるな・・・と感じています。
(SHV(スイス・ハンググライディング連盟)では、このカテゴリーのグライダーに乗りたいと言うパイロットには、もう一度スクールでこのタイプのグライダーを乗る為の講習を受ける事を義務づけるかどうか・・・という議論がされています。そして、しっかりとそれぞれのグライダーをカテゴライズして特徴等々をカリがスイスグライダーの中で解説しています。)

今度、この↑のカテゴリー分けの表をここでもアップしてみようと思います。

これだけ更新の時間が空きながら、今日は時間が無いのです。。。(笑)



これから、オーストリアへスキーの仕事に向かいます。
もちろん氷河ですから雪の問題は無しでございます。。。


ちなみに、この辺りのスキー場は、先週末のオープンを狙って(?笑)いましたが、予想以上に気温が上がり、雪を思ったように作れず断念・・・(例年どおりです。笑)多分、12月に入ってからやっとオープンといったところでしょうね。



とにかく、初滑りしてきます!!!










ちょっと古い写真をまとめて・・・

最近、ある方(々)からご指摘頂いていたのですが・・・(自分でも薄々わかってはいましたが・・・笑)

自分のブログには、多分皆さんがもっと見たいであろう(?)スイス(っぽい)写真がほとんどないんですよね。

だったらもうちょっと載せよう!と思ったのですが、探してみても・・・困った事にそういう写真がないのです。(笑)
結構写真を撮るようにはなったかな?と思っていたのですが、肝心な物をほとんど撮っていなかったようです。。。



今、インターラーケンはかなり大掛かりな工事が去年辺りから続いていて、昔住んでいた人が来たら大きく様変わりしてていて(これからもっと変わる)ビックリするでしょう。

そんな様子も定点で写真を定期的に撮っていたら、どれだけ変わったのかを紹介できて面白かったのになぁ・・・と、かなり後悔しています。



さて、今日は最後に、かなり昔に撮った写真を「デジブック」というオンラインフォトアルバムのようなところで編集して(プログラムが用意されていて簡単に編集できる)載せてあった物をここに載せてみようと思います。
これを作ったのも2年近く前でそれから今まで放置してあったのですが、もうちょっと写真を撮って、ここで編集するのも面白いなと改めて思いました。

ですから、タイトルも「テストです。」です。(笑)

見れるかな・・・??



なんだか調子悪いなぁ・・・自分のPCでだけなのかな・・・??(自分の場合は、フルウィンドウで見る、にしないとちゃんと見れません。)







まさか・・・!?の移籍

ここ数週間は、かなりの確立で週末に悪天が重なります。。。

今日も前線の通過で雨、中央・東スイスは強烈フェーン・・・明日は一日雨・・・と、全滅です。昨日から結構大きなグループがあるホステルに来ていて、昨日はもちろん一日中飛んで、天気が良ければ週末も飛び続ける予定だったのですが、こればっかりはどうにもならないですね。。。



さて、


昨日は、パラグライダー業界に久しぶりのビックニュースが舞い込みましたね。(この辺りでは軽く噂になってもおかしくないような話ですが、かなりシークレット的な感じだったのか、自分があまりに疎かったのか・・・知りませんでした。。。)

クリスティアン・マウラー(クリーゲル)が、アドバンスからオゾンに移籍!!です。。。

なかなか信じがたい話でしたが・・・(イメージが強すぎるのでしょうが、他のメーカーでというのは合わない(彼のキャラクター・・・等々)ような気が勝手にしていたので・・・笑)


一応、アドバンスやオゾンの記事を読んでいる限りでは、彼がコンペに復活して唯一持っていないタイトル「世界チャンピオン(世界選手権での優勝)」を狙いたいと考えているらしく、現在アドバンスではそれに見合うグライダー開発はしていない→別のメーカーのコンペマシーンで飛ぶ事を決断した・・・という感じですね。

彼だったら、アドバンスのグライダーでも問題なく狙えるような気がするのですが、やっぱりクリーゲルをしてもそう考えるくらい現在のコンペグライダーの性能の差は大きなものがあるのですね。(まぁ、今では常識的(?)な感じで誰もがそう思っているのでしょうが・・・)

2回のヨーロッパチャンピオン、3回のワールドカップ総合優勝、アクロ、X-Alps・・・等々、パラグライダーの全ての分野(?)でのタイトルを取っていたのに世界チャンピオンのタイトルを取った事が無いというのは知っていましたが、改めて聞くと結構意外に感じますよね。(結構、そういうパイロットがスイスには多いんですよ。ダントツに強くても何かしらのタイトルがどうしても取れない・・・つい最近ではスティーブ・コックスが確かそうだったような気がします。)

まぁ、彼には飛ぶ以前にもうタイトルをあげてもいいような感はありますが・・・(笑)「もう、十分チャンピオンに値するよ・・・」と言う意味で。


関係者は(彼とその周りの人間・・・等々)全てこの辺りの住民ですから(笑)そのうち色々なところから色々な話が入って来ると思うので、面白い、ここで書けるような事があればまた報告させて頂きたいと思います。


まずは、今度のワールドカップのスーパーファイナルがコンペ復活のレースになるようです。





と、言う事は・・・

今度のX-Alps 2013 はオゾンのグライダーで飛ぶと言う事ですね。

サーマル無くても100Kmくらい簡単に飛んで行ってしまいそうな感じがします。。。(笑)

でも、冗談ではなく、今年の8月下旬のモンブラン山頂トップラン連日連発のあの数日のコンディション・・・ヨーロッパアルプス中がとんでもなくいいコンディションなった訳ですが(もちろんこの辺りも余裕の4000mオーバーでした。)、そんなコンディションがX-Alpsの開催期間中に当たったら、4、5日あればホントに軽くゴールできてしまいますよ。

それはそれで凄いですが、見ている側としてはそれではちょっと拍子抜けですよね。(笑)



あ、それともう一つ・・・

そのX-Alps 2013 ・・・

今年もTVの仕事に呼ばれるかな・・・?(呼ばれれば喜んで行く予定でした。)なんて思っていたら、全く自分の頭の中にはなかった所(人)から突然の話があり、TVの仕事は話はまだ全く無かったのですが(気が早かった・・・笑)出来ない事になり・・・


選手のサポートとして参加することになりました。

毎回、31人がスタートしても完走者(モナコのゴールまでたどり着く)は数名(5人が最高だったかな?)というレースで、そのごくわずかな完走者の中に名を連ねている扇沢さんのサポートをすることになりました。


これについては、これからも色々と書いて行く事が多くなると思うので、とりあえず今日はサポートで参加する事になったと言う事だけを報告させて頂きます。。。



この世界で最も過酷なレースの一つと言っても過言ではない・・・「X-Alps 2013

パラグライダーを全く知らない人でも、ライブトラッキングでレースの状況を見ているとかなり興奮すること間違い無し!なレースです。2013年の夏は是非チェックしてみて下さい。


参加選手はここからご覧下さい(上のHPから行けますが・・・)→ 「Red Bull 2013 - Athletes





今日は写真も無く、ちょっと長くなってしまいました。。。







10月放送分のファイルです・・・

「みっき~’sラウンジ」10月放送分のファイルです。

「みっき~’sラウンジ」(10月1日放送分) ←ここからダウンロードして下さい。

「みっき~’sラウンジ」(10月8日放送分) ←ここからダウンロードして下さい。

「みっき~’sラウンジ」(10月15日放送分) ←ここからダウンロードして下さい。

「みっき~’sラウンジ」(10月22日放送分) ←ここからダウンロードして下さい。

「みっき~’sラウンジ」(10月29日放送分) ←ここからダウンロードして下さい。

「みっき~’sラウンジ」(11月5日放送分) ←ここからダウンロードして下さい。





氷河、無くなります・・・

今日は、まずは写真から・・・



これは、一昨日の2本目のフライト中に撮ったもの・・・

テイクオフする5分くらい前までは、まだ雲はトゥーン湖(インターラーケンの西側)の半分辺りに少しだけ・・・という状態で、ブリエンツ湖(東側)の方からの雲の方が気になっていたのに、ちょっと余裕で準備をしていたら一気に来ました。この写真の時点でもう街は見えなくなっていましたが、回り込めば何とかなるかな・・・?という感じだったのですが、結局完全に飲み込まれました。(突っ込んで行ったと言う方が正しいか・・・笑)

太陽がちょうどいい方向にあったので、雲の中でも太陽を見ていればいいし、もし太陽が見えなくなれば下に街が見えるだろう(それくらい程度の厚さの雲でした。)と考えたのですが・・・(あまりお勧めではないです。)

そういう時は翼端折ったり、スパイラルしたり・・・なのでしょうが、街のランディングに向かってしまっているので、雲から出たら低い高度でとんでもない場所(家だらけ)でランディングへはアゲインストの風・・・のようなことも考えられるので、この場合はなるべく普通に飛びながら雲から抜けたい所なのです。。。





さて、

スイスグライダー(SHV スイス・ハンググライディング連盟の発行している雑誌)には毎月気象に関する記事が出ていて非常に勉強になるのですが、今月はフライトに関するものでなく、温暖化についての記事があったのでちょっとだけ簡単にここに載せておこうと思います。(いまさら・・・という感じではありますが・・・笑)


このグラフは1870年くらいから現在までの一年間の平均気温が1961年~1990年の平均気温よりも高かったのか低かったのかというのを表したものです。
明らかに最近20年は高くなっていますね。(ちなみに、グラフ中の黒線は20年平均気温線です。)


そして、自分が初めてスイスに来た16年前から見ただけでも明らかにというのを通り越して凄い勢いで後退が進んでいる氷河は・・・

世界遺産でもあるアレッチ氷河の2010年、2030年、2060年、2090年のシミュレーションを見てみると・・・2090年にはほぼ無くなってしまいます!


(図の左上辺りにアイガー、メンヒ、ユングフラウがあり、氷河の尻尾の先が大体フィーシュの辺りですね。)
上の赤棒は氷河の面積、青棒が体積です。青色のグラデーションは氷河の深さを表していて、一番濃い青が800m位らしいです。

あれだけのものが、ここまで無くなってしまうというのはなかなか想像が難しいですが、実際グリンデルワルド等の氷河の後退具合を目の当たりにすると、有り得る事かもしれないです。


このようなレポートはもう皆さんも十分過ぎるくらい目にしていると思いますし、その地球温暖化は人間活動による温室効果ガスの増加が原因だというのも最近ではほぼ常識のようになっていますよね。

だとしたら、どんなに頑張ってもこの先この温暖化を止める事は非常に難しいのではないか?と自分はかなりネガティブな考えになってしまいます。すでに100年以上前から気温の上昇は始まってしまっていますから、人間活動(温室効果ガスの発生を抑えるということ)をそれ以前の状態に戻すというのは至難の業だと思います。現状維持が出来たら素晴らしい!くらいなのではないでしょうか。。。

そんな考えではいけないのでしょうが・・・


それよりも、自分はなんとなくですが(ホントに何の根拠も無い何となく思った・・・笑)今のこの気温の上昇は、地球の歴史規模で見た気温の変化(数億年の中で何回もあった温暖化、寒冷化の繰り返し)の過程の一部の中のさらに小さな変化(地球の歴史を一年として、季節ではなくさらに小さいその中の一日の朝晩程度かそれ以下の違い)で、その上昇過程がたまたま今現在に当たってしまっているのでは?とも考えてしまいます。

だから、何をやっても気温は上昇していってしまうのです。そして、そのうち(いつ?笑)ピタッと温暖化は止まる・・・というシナリオです。(笑)



あれっ?

本当は、温室効果ガスの排出削減に個人のレベルでも何か出来る事をしていきましょう!的な事を書いて終わる予定だったのですが、何だかおかしくなってきたぞ・・・


あまり無責任な事ばかり書いていると怒られてしまうので、今日はこの辺で終わりにしておきます。。。


こういうテーマはちゃんと考えてから書かないとダメですね。(笑)










プロフィール

Fumio Miki

スイス(ヨーロッパ)にて、日本人初のパラグライダー プロタンデムパイロットとなる。レース競技のほうもスイス国内リーグで飛び続ける。 スキー教師としても活動。スイス在住22年目。。。

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