続 Fumio Miki - スイス・インターラーケンより・・・

スイス・インターラーケンより・・・ 旧ブログの過去ログはこちらからご覧下さい。 http://sky.ap.teacup.com/miki_swiss/

2011/07

シャモニーからモナコに向かって・・・あと、何日??

ようやく更新できました。。。

レースの方は終盤に入っています。
クリーゲル(クリスティアン・マウラー)の優勝は数日前から決まったようなものなのですが、2位争い、そして誰がモナコまでたどり着けるのか?というところは結構面白くなってきました。

あれから自分の撮影班はToma Coconeaをずっと追い続けていて、いろいろと面白い話があったりするのですが、基本的にオフレコ話が多かったり・・・(笑)
トマもサポーターもなかなか人間味あふれ、すっかり情が入り完全に応援団のようになっています・・・!?



撮影というのはなかなか難しいですね。

パラグライダー(X-Alps)のプロモーションビデオみたいなものを作るのであれば、パラグライダーを良く知っている人間ならどういう風に撮ればカッコいいのか・・・等々、のポイントが良くわかっているので、無駄に選手を追い回す必要はないのでしょうが、今回のようにドキュメント、番組というようにストーリーもなくてはならず、そしてパラグライダーのことを知らない人ばかりというのは非常に大変だと感じています。(それでもスタッフの人たちは一生懸命勉強していてすごいですよ。ちょっとした情報を信じすぎるところもありますけど・・・笑)

また、選手たちにどこまでついて回っていっていいのか??というのも自分は非常に考えさせられています。

報道、取材する側はもちろんとにかくいろいろ知りたいし、映像を撮りたいでしょうが、される側との関係と言うのは非常に重要です。。。

一度、テレビ等の取材スタッフは誰もが数日間誰かに密着取材というものをされて、取材される側の気持ちなどがどういうものか知ってから取材するのはいい方法だと思うのですが、どうなんでしょうね??


今まで本当にいろいろな街、山道(笑)等々を走破してきて、今まで知らなかった素晴らしい場所などを知ることができています。
残念ながら写真を撮っている暇はほとんどなかったのですが、少しはあるので載せようと思ったのですが・・・


只今午後11時半・・・そして、明日は3時出発が決まりました。(笑)
結構いいホテルに泊まれるときは、次の日の出発が異常に早い・・・!!という法則が完全に出来上がっております。

もう寝ます。。。


ということで、写真はしばらくお待ちください。。。





頭が痒くなってきた・・・(笑)

只今、イタリアのTre Cime (Drei Zinnen)の岸壁直下です。。。

昨日、今日とToma Coconeaを追っています。


今日はチャンスがあればここから飛んでマウラーとの距離を少しでも縮める(少しでも離されない?)予定だったのですが、ここは今とんでもない強風・・・残念ながら歩いて降りていかなければいけないことでしょう。。。



さて、いきなり体一つでやってきて、何がなんだかわからないままなんとかお手伝いが出来ているようないないような、な自分なのですが・・・

いろいろと必要なものを受け取り、自分の車は完全に自分の部屋のように(ゴチャゴチャということです・・・!)なってしまっています。(笑)



初日はいきなりのホテル泊・・・いいの??てな感じでしたが、夜中の1時就寝、朝3時半出発・・・と、あまり堪能できませんでした。(笑)でも、その後またちょっと寝に戻れましたけど。。。

そして、昨日は雨の中予定通りの野宿です。

スキー場の駐車場のスポーツショップにちょうどテントが張ってあったのでラッキー!!と寝る準備は整っていたのですが・・・

突然、どこからともなくポリスが来て「お前ら、何してる!動くなよ、ポリスだ・・・」と、しっかり本気モードでテンション高くなってます。(笑)

「ここで寝るんだけど・・・」と、いろいろ話し、最後は天下の宝刀「X-Alps」カードでとどめをさせたのですが、そこでは寝るな・・・と、別の場所を紹介され(笑)地下歩道で寝たのですが、朝になったら雨で流れてきた水の流れの上に自分はいて、背中ビッショリで目が覚めるという最高の目覚め。。。

その後、ラジオの収録も何とか済ませて・・・と、ちょっとあわただしかったのです。

(X-Alps期間中は、いろいろなところにインフォが行き届いて、警察も例に漏れず、基本的に多少のことは目をつぶってくれるのです。(強引な場所に駐車していたり・・・等々)そして、一般の人々の認知度も驚くほど高いです。)



もう3日間、シャワーを浴びれていません。。。(笑)

今日あたりなんとかならないかなぁ・・・



ちょっと急ぎで書いているのでまとまりないですが・・・

今日はこの辺で。。。







合流

昨日、撮影隊に合流しました。。。

Dachsteinから一日歩いて(走って)きたトップグループの選手たちの撮影です
zell am Seeの辺りにいました。

今日は飛べる望みが少々あったのですが、さっき連絡があり飛べそうにないとのこと・・・
次のターンポイント、Grossglocknerは歩いて越えていかなければいけないようです。

昨日は、この先は見ることが出来ないのでは??と思われる貴重な2ショットを撮れました。


クリーゲル(クリスティアン・マウラー)と扇沢さんです。




それでは、簡単ですが今回はこの辺で。










X-Alps 2011 スタート・・・そして自分も・・・

X-Alps 2011」とうとうスタートしました!!

今回のレースはどんなドラマが待っているのでしょう・・・楽しみです。。。
皆さんも是非ライブトラッキングで選手の動向をチェックしてみて下さい。PCの前で静かに興奮すること間違いなしです!!(笑)

X-AlpsのHPの右上のLIVE TRACKINGという赤文字の所をクリックすれば見れます。ページが出たら、したの方にでるRANKINGを開くとそれぞれの選手のトラックログが見れます。拡大すると毎秒で動いているのでなんとなくフライトルートがライブでわかるのでいろいろと面白いですよ。



などと、完全に観客モードでいたのですが・・・


昨晩、NHKのX-Alpsの取材クルーの一人から電話があり、スタッフが急に一人いなくなってしまって困っている・・・との連絡がありました。


ということで、急遽雑用係で今晩か明日朝一番でオーストリアへ向かいます。

そのまま日本チームをメインに撮影、取材をしながらゴールのモナコまで行く予定です。


仕事の方はなんとかパイロットの段取りができたのですが(普段はほぼ二つ返事でOKとかなり簡単にいくのですが、さすがにハイシーズンなので、他のパイロットとの調整がほんのちょっとだけ(笑)必要だったりするのです。。。)、ラジオの収録がどうなるかが少々不安だったりします。どこかのキャンプ場かホテルかからなんとか収録できればいいのですが・・・



そして、ブログがどれだけ更新できるかかなり怪しい所ですが・・・どうなるかな??(笑)




それでは、準備を始めないと・・・






Adler(鷹)に注意!!

ここ数年天気がおかしくなってきてる・・・云々、と書いていましたが、そういえば考えてみたら4月、5月は天気良かったんですよね・・・しかも夏のような日が続いたり。普通なら春は天気が不安定な日が続くのですが・・・どんどん夏がズレていっているような感じです。このままで行ったら9月下旬には初雪が降るかな??(笑)

まぁ、そういったことはおいといて・・・今年は8月がいいぞ!!と、みんなで期待を込めて言っております。。。(笑)

そんな天気が続いているのですが、何気にフライト数は今現在で昨年を大幅に上回っています。とにかくお客さんは多いんですよね。
昨日、今日のように、天気が良く週末にかかったりすると、前日にすでに次の日の予約は80%以上埋まってしまっています。
両日とも朝8時前にデスクを出発してから19時過ぎに最後のフライトでランディングするまで本当に一日中飛び続け(これで9本フライト、ちゃんとソアリング込です・・・笑)、ちょっと老体にムチを打ち過ぎ(笑)大変です。。。

しかし、また明日からしばらくグズついた天気が続きそうな感じです。。。どれくらい続くかな?いろいろな予報によって結構違うのですが、1週間近く続きそうな予報のものもあります。




さて、

スイスのパラグライダーパイロットの学科の中には野生動物の生態についての項目も少しだけあります。実際、学科試験では最低必ず一問は出題されます。その中で一番いろいろと書かれているのが鷹についてです。



どういった所に巣を作るのか? なわばりの大きさは? 子育ての季節はいつか? どういったことに敏感になりアグレッシブになるか? 等々です。まぁ、簡単な事なんですけど・・・

自分がこっちで初めて学科試験の勉強を始めた頃はなんでこんなことをパラグライダーの学科で・・・??なんて思っていました。

しょっちゅう(鷹は稀ですけど・・・)いろいろな鳥とサーマルの中で遭遇し一緒にソアリングしたり、サーマルを見つけてくれたり・・・と、勝手に仲間だと思い込んでいましたからね。。。(笑)


しかし、鷹は季節と場所を気を付けないと本気でパラグライダーに攻撃を加えてくるのです!!(この辺り(仕事で飛んでいる範囲ではないですが)にも注意しなければいけないポイントが数カ所あります。)

もう過ぎましたが、5月、6月はクロカンするときは結構注意が必要で、今年も友達がグライダーに穴を空けられていました。(笑)
なわばり内で特に巣が近くにあり、卵(子供が生まれていれば子供に)に危険が及びそうだと判断すると攻撃してきます。

穴くらいで済めばいいのですが、あるパイロットはグライダーを引き裂かれ、ギリギリなんとか飛行できる状態で、レスキューパラシュートを投げる寸前までいったということもあるのです。

ですから自分もその時期は鷹を見かけるとちょっとヒヤっとします。
大抵、いったん視界から消え去り、いきなり後ろからグライダーめがけてアタックしてくるそうです。そんな攻撃されたらビックリしますよね。(笑)



ちょっと書く時期が遅れましたが、また来年、4月頃から6月いっぱいくらいまでヨーロッパアルプスでクロカンとかする人は気をつけましょう・・・!!






お気に入り映像

日本は暑いという事で・・・涼しい映像を。。。

結構自分のお気に入りです。(これではなく、彼らのシリーズが・・・です。)

これは今度の秋のものの予告編の映像といったところです。

綺麗だし、メッセージも込められ(←こういうのは自分はあまり好きではないんだけど・・・)どんなもんでしょうか・・・??

All.I.Can. Official Teaser from Sherpas Cinema on Vimeo.



日本は暑くてたまらないようですが・・・

今週月曜日のラジオ放送分ファイルです。。。

「みっき~'sラウンジ」(7月11日放送分) ←ここからダウンロードして下さい。



なんだか日本はすでに凄い暑さの日が続いているみたいですね。。。
良く考えてみると、自分はもう15年日本の夏を味わっていないので、その15年以上前の記憶から暑さを想像することしかできないのですが・・・

もし、実際に日本にいたとしたら自分の想像している以上に暑くて大変なんでしょうけど、それ以前に、15年前と今を比べただけでも確実に日本の夏は異常に暑くなっているような感じですね。もうこれは異常なのではなくて、夏はそういう暑さなのが普通になってしまうのでしょうね・・・


おかしいのは日本だけではなく、ここスイス(ヨーロッパ)も同じで・・・

基本的にスイスはヨーロッパの中心にある為に、北の寒帯の気候、西の海洋性気候、南の地中海性気候、西の大陸性気候の全ての影響を受ける場所にあり、更に平野部と山岳部での大きな標高差により、理論上(地図上)かなり複雑な気候条件をうみだしています。
そして、インターラーケンはその中でも平野部と山岳部という境目に位置している為に、また更にその両方の影響を受けたり受けなかったりと、気象予報に関しては非常に難しい場所なんだろうと思います。

ただ、そのいいとこ取り(?笑)で、フライト確率についてはスイスの中ではずば抜けての高さを誇っていて年間300日はフライト可能(一本でも飛べればカウントしてます。)というパラグライダーを仕事にするものとしては最高の環境なのです。


雨の次の日の朝一番のフライトは空気が澄んでいて、そして雲の合い間を縫って飛べ、凄く綺麗で好きなフライトです。


そして、うまく陽の光が当たると、こういう綺麗な現象を見ることが出来ます。
わかりづらいですけど、これは雲に映った自分の飛んでいる姿です。そして、自分の周りに虹(光)のリングです。




話は戻って・・・

その中途半端な(笑)場所にあるスイスですが、自分のイメージとしては基本的には夏は安定した天気が長く続き毎日天気が良く、そして時々悪い天気の周期に入りちょっとの間続く・・・という感じで、実際スイスへ来てしばらくはそんな夏が続いていたのですが、ここ数年はちょっとそれが変わってきているように思います。

なかなかドカッと強い高気圧が居座らなくなり、短い周期で天気が変わっているような気がします。(それでも一週間くらいはとりあえずいい天気が続いたりはしますけど・・・)

先週はようやく天気が続き、そして気温も毎日少しづつ上がっていき、火曜日にはようやく30℃を越えて夏本番!となったのですが、昨日は雨・・・今日も一日グズついて・・・となり、気温も一気に下がり20℃以下・・・過ごし易いのはいいのですが、スカッとしないですね。そして、明日、明後日はまた太陽は見れそうなのですが、また週末から来週の頭にかけてはグズついた天気になりそうです。。。



そういえば、

火曜日の夕方は久しぶりに猛烈なGewitter(サンダーストーム)が来襲しました。

雷雲の塊の中心はニーダーホルンのまだずっと裏側だったのですが、超強風がインターラーケンを襲い、いろいろな所の木までがなぎ倒されました。。。トゥーン湖畔にある風速計では110Km/h以上を記録していましたが、瞬間的にはもっとあったように感じました。
(110Km/hっていうとかなりの風ですが、大昔(10年以上前)、ユングフラウヨッホの氷河の上で一シーズン働いていた時には、時々200Km/hの風を見てきたので、まだまだって感じはするのですが・・・笑)

今よくよく考えてみたら、その雲がインターラーケンに近づいてくるのを見ながら飛んでいたんですよね。他にもいっぱい、タンデムだけでなくソロのグライダーも飛んでいました。
実際に風が入ってきたのは、ランディング後30分くらい経ってからですが、一気にあれだけの風が来るとは思ってもいませんでした。。。


日本からパラグライダーのキャンプに参加しているパイロットの一人(いろいろなトラブル大好き(?笑)パイロット)は、そんな中ランディングのまわりの道を歩いていたら、折れた大木に危うく直撃されるところだったそうです。笑いながら話していましたが、あれが当たっていたらちょっとした怪我では済まないどころか死んでいたぞ・・・くらいの木でしたね。話を聞いているうちは「まさかそこまで・・・」と思っていたのですが、写真をみせてもらってビックリしました。。。(笑)




最後は、ちゃんとした虹を・・・







アラーム・・・!!

ラジオ先週放送分のファイルです。時間が30分になったので、結構重くなっています。(自分のネット環境だけかな??笑)

「みっき'sラウンジ」(7月4日放送分) ←ここからダウンロードして下さい。



久しぶりの更新で、また事故に関することを書くのはあまり気が進まないのですが、注意喚起の意味を込めて・・・

航空機の事故ではよく聞くと思いますが、どこかで事故が起こるとたて続けに事故が起こったりすることがあります。


最近、パラグライダーがそんな感じで、前回の記事の数日前にはペルーでPWCのオーガナイザーとして誰もが知っているパイロットがテイクオフ後に行方不明になってしまっていたり(その後どうなったのかはまだ自分は聞いていません。。。)、週の半ばには世界選手権のトレーニングフライト中に2件の死亡事故・・・

自分は関係ないとは全く思えず、あらためて気を引き締めていかないといけないと思っています。。。


そんな中、昨日の出来事・・・


朝一番のフライトで、他の会社のグライダーも結構な数が飛んでいて、そしてシーニゲプラッテからはあるスクールのスクール生がどんどんランディングへ・・・

ちょうど自分がランディングアプローチに入ろうかな??という時くらいに距離はありましたが目の前くらいの高さでソロのグライダーがスパイラルしていました・・・が、良く見るとなんだかおかしい・・・レスキューパラシュートがグライダーの中にすっぽりと収まっているように見えます。

「ヤバイ!!」

と、思って見ていたらスパイラルしたままランディング後方の教会の裏に消えて行きました。

目撃していたランディング後、フライト中のタンデムパイロットは20名以上いて、ランディング後は全員で、「あれは多分もうダメだろう・・・」と話していたのですが・・・

なんと!奇跡的に全くの無傷。。。

スパイラルはそこまで深くなかったようで、地面にスライディングするような感じですんだようでした。もちろん落ちた場所も回りに基本的には何もなかったのでラッキーでしたが・・・


詳しくは、操作ミスでスピンに入りツイストし、そのままスパイラルに入ってしまったそうです。レスキューはちゃんと投げたようなのですが、なぜかグライダーの中に吸い込まれてしまっていました。
スクール生でフライト数も30本くらいしかなかったのでなかなか飛んでいる時にいろいろな判断をしたり回復動作をすることは難しかったと思います。。。




パイロットのみなさん、気をつけましょう・・・!!






たて続けの事故・・・

今日から、New「みっき~'sラウンジ」(30分番組)のスタートです。
自分はもちろん時間が合わず聴けていませんが、どうだったのでしょう??前よりも番組っぽくなっていたかな??(笑)



さて、今週はちょっとヘビーな出来事がたて続けに起こり少々まいっていました。。。

先週の月曜日、そして土曜日とインターラーケンのタンデムパラグライディングで事故が発生しました。

インターラーケンでのタンデムパラグライディングの歴史(約25年くらい?)の中では、ガスの中を飛んで木に引っ掛かったり、テイクオフ、ランディングで足を捻って・・・とか、大きい所ではスパイラル中にラインが切れ、レスキューパラシュートを開く・・・等々、様々なことがあったことはあったのですが、今回の2件はちょっと今までのもとは違い少々考えさせられるものとなりました。。。事故の後はパイロットの間では数日様々な意見交換のようなものが行われていました。


何が今までのものと違ったのかというと・・・

両方とも「落ちた」ということです。

一件目は、PWCでもトップクラスに常にいたベテランパイロット・・・
東風の中、ハーダークルムのリーサイドを飛んでいて(これはいつも誰もが通る飛行ルート)岩壁近くでいきなりグライダーが頭上からなくなるほどのコラップス・・・なんとか立て直したのですが、地面(斜面)が近すぎそのままハードランディング。斜面を転がって、崖の手前で奇跡的にラインが岩に引っ掛かり(3本だけ!)、ヘリコプターに救出されました。パイロットもパッセンジャーも大した怪我はありませんでした。


二件目は土曜日です。
その日と前日はなんだか不思議な風の一日が続いていました。
前日の金曜日は朝から強めの西風で、正午ごろからは湖は白波が立っていて、カイトサーフィン、ウィンドサーフィン、ヨットなどがガンガン楽しめているような状況・・・しかし、インターラーケンの街にはなぜかそこまで強い風は入ってこず(強いことは強かったですけど、リミットギリギリと言ったところでした。)なぜか一日中飛べてしまっていました。

次の日も全く同じような感じ・・・
若干前日よりも弱いかも・・・??くらいでしたが、基本的には強い風が一日中吹いていました。
そして、一日の最後のフライト・・・インターラーケン中の全ての会社がテイクオフにいました。そして、誰もがその時に吹いていた以上の風が入ってくるとは考えもしていませんでした。

前日と同じように、インターラーケンの街のちょっと西側で強いコンヴァージェンス、そしてハプケーンの谷からも強い東風が吹き下ろしてきていて、水平方向でのウインドシアーのような感じでかなり荒れている空域もありました。

ほぼ全員(30~40機)がテイクオフしてソアリングを始めた頃から一気に風が強くなり、そこから強いときで確実に40km/h以上の風がランディングに入ってきました。それに街の建物のローターでランディングは大荒れです。

自分は湖を見ていてなんだか今までと違うような気がして(気がしただけ。笑)ちょっと早めにランディングしたので、普通にバックする程度で済みましたが(これでも完全に限界を超えています!)その後からきたグライダーは大変なことになっていました、ランディングを助けるためにあちこち走り回りです。酷いグライダーは15Km/hくらいのスピードでバックしていきましたから・・・

そんな中、一機がかなり低い高度でフォローを背負ってランディングへ・・・ちょっとヤバい所を通過した時に片翼潰されスピンに入り、なんとかグライダーを立て直そうとしましたが、風上を向いた所で強風にあおられそのままグライダーに引っ張られるように墜落しました。

奇跡的にパッセンジャーは全く怪我がなかったのですが、パイロットが背骨をやってしまい、ヘリコプターで病院に搬送されました。

(2件とも別の会社でした。)


長い間ほぼ何事もなく、安全というものに関してはかなり絶対的なものがあった(もちろん100%というものは何事にもありませんが・・・)中でのたて続けの事故は、インターラーケンのプロタンデムパイロットたちにはかなりのショックを与えています。


今問題になっているのは、2件目のフライトコンディションの判断についてです。

今回の件は、誰もが予期せぬ状況だったのですが、それ以前(前日からの)の風で飛んでいたことに対して、実際はリミットを越えていたのではないか??安全というものを考えた時に、飛ばない方が良かったのではないか??ということに関していろいろと話をしています。

これは自分がいつも考えていることで、かなり難しい事なんですよね。

今回は、2日間にわたって強風の中15本前後のフライトを重ねる中、完全に感覚が麻痺してきてしまっていたように思います。これはよくあることで、特に予約で一日中埋まっている時などはなんとかこなしてしまおうという気持ちも働いてきたり・・・と、とにかく悪い方向にいきがちです。

実際、うちの会社では安全基準(?)がしっかり数字で決められていて、どこの地点で風速何Km/h以上の時はフライトしない・・・等々が、細かく書面化されています。

ところが、そういう計測されたデータがリミットを越えていても、実際の状況が飛べそうなら飛んでしまう事も時々あります。パイロットそれぞれの判断も違いますし、それぞれ自身で考える限界値というものも違いますから、ギリギリの所ではチームとしての判断を下すのは凄く難しいことなのです。


今回の件を受け、これからは計測データが一定の風速を越えていたら有無を言わさずキャンセル・・・というように、もっと完全なコンディションの判断基準を決めて実行していかなければいけないでしょう。というか、そういう方向になっていくはずです。



全てを細かく書こうとするととてつもなく長くなりそうなので、なるべく短く書こうと頑張ったのですが・・・今度はなんだか書きたい内容がいまいち上手く書けません。。。いつまでたってもなかなかうまくならないですね。

やっぱり話すのが一番簡単です。(笑)



それでも、この件に関しては気付いたことがあったらまた書き足していきたいと思います。








プロフィール

Fumio Miki

スイス(ヨーロッパ)にて、日本人初のパラグライダー プロタンデムパイロットとなる。レース競技のほうもスイス国内リーグで飛び続ける。 スキー教師としても活動。スイス在住22年目。。。

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