続 Fumio Miki - スイス・インターラーケンより・・・

スイス・インターラーケンより・・・ 旧ブログの過去ログはこちらからご覧下さい。 http://sky.ap.teacup.com/miki_swiss/

2008/11

一人ドロップ・・・

最近、この辺りの若いパイロットでスカイダイビングを始めているというのをよく聞くようになりました。(パラのパイロットに限らす・・・)

多分、一般的に普及しているわけではなく、特殊な(?笑)連中にのみなのでしょうが、そういう連中が自分の生きている業界(パラ、スキー)には多いのでしょう。。。


パラ(クロカン、アクロ、競技)、スキー、スピード・フライングなどだけでは物足りず、とにかくアドレナリンを求めいろいろなことを試したくなるようです。(笑)

今の自分は、さすがにスカイダイビングまでには手を出そうとはこれっぽっちも思わないですが・・・



この辺りのスカイダイバー達は、とにかくパラからドロップしたがります。(笑)
いろんな連中に「暇なとき飛んでくれ。」と、頼まれるものです。。。

飛行機やヘリからジャンプするのにはいろいろオーガナイズしないといけないですが、パラからのドロップなら、かなり気軽にいけるし、そんなに高いところからドロップするわけではないので(飛行機などなら2000m~4000m位でしょう。)、フリーフォールを楽しむ時間は非常に短いですが、ベースジャンプ感覚で結構アドレナリン出るようですよ。自分には全くわかりませんが・・・


ただ、タンデムパイロット達にもいろいろ予定があったりするもので、気軽は気軽ですが、いつでも自分の行きたいときに・・・と言うわけにはいきません。

そんな話をアクロパイロットのパル君と話していたら・・・

彼はとうとう一人ドロップをしてみた、と言うのです。。。

「この前ソロのグライダー持って山に上がって、一人でドロップしたぜ!!」と言うのですが、全く理解できず、自分は「???」でした。

が、説明されて納得です!面白いことを考えます。誰かに聞いたのかは知りませんが・・・・・


パラの山岳フライト用のペラペラのハーネスを装着し、その上からフライトスーツなどを着込みます。そして、カラビナだけベルトの隙間から出しておきます。

そして、その上からスカイダイビングの装備を装着し、ソロのグライダーでテイクオフ。

カラビナはリリース・カラビナで、ドロップするポイントへ来たらそのままカラビナをリリースしてドロップ。。。
グライダーは空中に置き去り(笑)です。

風が強いときはグライダーがどこまで風に流されるかわからないのでできないと言うこと。当たり前です!! そして、広ーい場所が必要です。インターラーケンには幸い飛行場があるのでラッキーでした。。。

風が強くてもできるように、ドロップする前に、グライダーのどこかに(ブレーク・トグル等)にちょっとバラストでも付けといたら風が強くても出来るんじゃないの??と、完全にひとごとモードで言ってみたら、「そうだよなぁ・・・」と、本気で考えていました。。。

が、なんとなく、そろそろ変なところにグライダーが流されたり、ご近所から(?)クレーム来たり・・・ということになるような気がしなくもないのですが・・・(笑)



しかし、まぁいろんなことを考えるものです。。。

日本のスカイダイバーで、パラのライセンスを持っている人がいたら試してみてはいかがでしょうか?? 全く責任は持ちませんけど。。。でも、日本だとそんな場所がないか・・・

跳ぶ(飛ぶ)若者達・・・



あと1~2週間もすればこの辺りのスキー場もオープンするのですが、急にどうしても滑りたくなって我慢できず・・・(笑)

滑りに行って来ました。。。

しかし、まだこの時期滑れるのは氷河のスキー場のみ・・・
氷河のスキー場というと、スイスではツェルマット、サース・フェーなどがありますが、朝、急に思い立ったのでちょっと遠いそれらのスキー場はパスして、もう一つの氷河スキー場の「Le Diablerets」(スキー場の名前はGlacier 3000って言うのかな。)に行って来ました。

インターラーケンから車で1時間半ほどです。 

今滑れるところはダラダラな斜面しかないのは知っていましたが、どこでもいいから滑りたかったのでとりあえずOKです。初滑りだし、オッサンはちょっとゆっくりスタートした方がいいでしょう。。。(笑)



一応平日なので、ガラガラだろうと思ったら・・・
(写真はがらがらに見えますが・・・)

若者がいっぱいでした。。。というより、だけでした。
学校行かなくていいん??と言うくらいの子達もいっぱいです。

そして、そんな連中の100%がフリースタイル・ライダー。(60%スキー、40%ボードくらいだったかな?)

このスキー場は思った以上にパークが充実しているので、みんな飛びまくりです。。。
しかもレベル高すぎです!!

自分もちょっと・・・と思ったのですが、そんなところに入っていくのが失礼(笑)なくらいみんな高く飛ぶは、クルクル回るは・・・ビックリしました。。。
これだけ「すごい奴等人口密度」の高いのは久しぶりです。

普通の斜面を滑っているのはほんの数人のみでした。。。(笑)


さて、来週末はグリンデルワルド、クライネシャイデックのコースが一部開く予定です。(どうなるかは微妙なところですが・・・)

いよいよスキーシーズンの始まりです。。。

今年はスキーもそうなのですが、ちょっとスピード・フライングも真剣にやってみようかな?と思っているので(3月には、第一回スイス選手権が予定されています。)、ちょっと忙しくなりそうです。。。(笑)



今回の写真は、全て携帯で撮ったのであまり綺麗ではありませんでした。。。

流行ってるのかな??

昨日までの4~5日間はフェーンの気圧配置が続き、非常に気持ちの悪い風で飛んだり、飛べなかったり・・・と、いった日が続いていました。。。

今日はまだフェーンっぽい風は残っていましたが、インターラーケンではフライトするには全く問題なく、久しぶりに普通(?)の風で飛べました。。。(笑)


最近、みんなで話していたのですが・・・
ここ数年、気象条件(コンディション)のセオリーが通じない、「例外」のコンディションになることが多いような気がします。

今までだったら、この予報だったらだったら90%以上はこうなるだろう・・・とか、
風の各観測ポイントでこういう風だったらインターラーケンはこうだろう・・・というある程度のセオリーが通じるものなのですが(基本的にはどこでも誰でもそうやって飛んでいるはずです。。。)、ここ2年(くらいかな?)ほどの間で、良くも悪くも「理解不能」な風が吹くことが多くなったような気がします。今までのセオリーが通じないのです。どんどん風がややこしくなってきます。。。(笑)
(ここで言っている風とは気象風ではなく、局地風です。)

こういうところにまで気球の異常気象(温暖化)の影響が出てきているのだろうか・・・??? どうなんでしょうね???




さて、

最近、ここインターラーケンでは「このコンディションで(サーマルが全くない・・・等)あんなところから飛んでくるのはありえないだろう・・・」というようなパラグライダーをよく見かけます。

そうです・・・
軽量グライダーを持って山岳フライトを楽しむ連中が急に増えてきているのです。

ディパックくらいの大きさのザックに必要なものが全部入ってしまい、5kg位しかないとなったら(普通は15~20Kgくらいですね。ソロのグライダーで・・・←知らない人の為に書いておきます。)歩きたくてしょうがなくなってしまうのでしょうか・・・??? まだ自分はちょっと興味が湧きません。。。(笑) でも気持ちいいでしょうね!!


軽量グライダーの話しついでに、またX-Alpsの話の続きです。

今日の新聞に、こんな記事が出ていました。

一番上の見出しのところに
「ホッファー VS マウラー」  
と書いてありますね。

ここで説明するまでもない、スイス歴代のトップパイロットの中でもさらにずば抜けている2人なのですが、それぞれがバリバリに競技で飛んでいた時期というのは微妙にずれているので、絶好調の2人が同じコンペで戦ったことはないのではないかと思います。(ホッファーの全盛期にマウラーがボチボチ競技に参加し始めてきた・・・くらいだったと思います。)

競技からはずいぶん遠ざかっていますが、X-Alps2回連続のチャンピオンのホッファーと、初出場ですが今や何をやっても敵無しのマウラー・・・

2人の勝負も楽しみです。

Red Bull X-Alps 2009

来年(2009年)は「X-Alps」の年ですね。

すっかり2年に1度の大きなイベントになりました。

(知らない人の為に簡単に説明すると・・・
ヨーロッパアルプス縦断800KMレースです。
移動手段は足かパラグライダー・・・超過酷な鉄人パイロットレースです。。。)


今回は23カ国から30チームの参加です。(30チームは毎回一緒)
毎回参加希望者は増えていているようなのです。

スイスから参加の3チームが決まったようです。

2005、2007年連続チャンピオンのアレックス・ホッファーはもちろん、
前回手痛いペナルティーで優勝を逃したマルティン・ミューラー、そして・・・いよいよクリスティアン・マウラーがX-Alpsに挑戦です。

もちろん、前回話題独占のランニング・マシーン、トマ・ココネアも参加です。

あと、この辺りから知っているパイロットの参加は、
夏前に怪我をしてシーズン中全く飛べなかった、アクロ世界チャンピオンのパル君が出るみたいですね。最近ようやく復活し、ここでタンデムしてます。。。
トレーニング不足が気にかかるところですね。生半可なトレーニングではとてもじゃないけれどゴールできないような気がするので。。。


今回はルートがちょっと変わり、オーストリア・ザルツブルグがスタートで、イタリア・マルモラーダを通過し、スイス国内はマッターホルンがチェックポイントになっていて、その後モンブランに向かうルートなので、前回のようにこの辺りを通過することはまずないので、ちょっと残念ですが・・・

来年の夏はまたX-Alpsのサイトから目が離せなくなります。。。

日本では考えられないこと・・・かな??

そろそろ新しい年に近づいてきたということで・・・今日はカレンダーの話題を。。。

最近のトレンドなのかどうかは知りませんが、ヨーロッパではスキー教師がよく脱ぎます。。。(笑)  酔っ払えば日本でもよくあることでしょうが・・・(???)

今回はスイスとオーストリアのスキー教師の2009年カレンダーをご紹介いたします。ちなみに全員本物のスキー教師です。

まずはスイス→こちらから

そして、オーストリア→こちらから

(スイスの方はグリンデルワルド、クライネシャイデック、ユングフラウヨッホなどで撮影しています。)

何年か前にもフランス、アネシーのスクール(クラブだったかな?)のカレンダーを見たことがあるのですが、こんな感じでした。


いろいろと考えるものです。(笑)

(スイスでは去年、スイス観光局と連盟がタイアップして、ミスター・スイススキー教師のようなイベントを長期にわたって行っていました。
スキー教師連中からは結構引かれていたような感はありましたが(笑)、結構話題を呼び観光客の集客には一役買ったのではないかと思います。)


まず日本ではありえないかな・・・??多分。。。


SIAか、志賀高原か、それともサニープロスキースクールでこんなの作ってみてはいかがですか??






さて、

今日は久しぶりに飛べました。4日ぶりですね。。。

フェーンの影響で上空はかなり暖かかったのですが、地上は強い逆転層に入ってしまっていて結構冷えました。風も逆転層の上と下でこれまた逆で(笑)ちょっと気持ち悪かったですね。

明日は強烈なフェーンの風が吹く予報です。
珍しく「グッギ・フェーン」(ユングフラウヨッホから吹き降ろしてくる、本物の(?)フェーンの風)の予報も出ています。

また休みの予感・・・というか、ほぼ100%休みでしょう。。。


本日最後のフライトで撮ったものです。
プロフィール

Fumio Miki

スイス(ヨーロッパ)にて、日本人初のパラグライダー プロタンデムパイロットとなる。レース競技のほうもスイス国内リーグで飛び続ける。 スキー教師としても活動。スイス在住22年目。。。

ギャラリー
  • 日本に着いて最初に・・・?
  • ちゃんと生きてます。。。
  • ちゃんと生きてます。。。
  • ちゃんと生きてます。。。
  • ちゃんと生きてます。。。
  • ちゃんと生きてます。。。
  • ちゃんと生きてます。。。
  • 残念なお知らせ・・・
  • 雪も降っていますが・・・
QRコード
QRコード
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

メッセージ

名前
メール
本文
最新コメント
  • ライブドアブログ