続 Fumio Miki - スイス・インターラーケンより・・・

スイス・インターラーケンより・・・ 旧ブログの過去ログはこちらからご覧下さい。 http://sky.ap.teacup.com/miki_swiss/

2007/11

タンデムアクログライダー・・・??

日に日に日が短くなっていくのを肌で感じている今日この頃です。。。

先週は引きこもりの一週間でしたが、今週はここ4日間天気がよく、お客さんもボチボチで一日3本くらいのフライトをしていました。

今日に至っては、この時期異例の6本・・・


冬が近づくと、とりあえず15時にインターラーケンを山に向かって出発するフライトを最後にしています。15時と言っても、お客さんのピックアップが遅れたり、またその他いろいろあったりするので、テイクオフは大体15時半過ぎ~16時前の間くらいになるのが普通です。

そして、そのフライトを終えると日は結構傾いて、薄暗くなる16時過ぎが自分の中では一日の終わり・・・家に帰らなきゃ・・・(??)といった小学生並みの時間感覚になっています。(笑)
(山岳地方にいると、高い山の向こうに太陽が沈んでいくので、平野部にいるよりも日が暮れるのが早く感じるのです。というか実際暗くなってくるのですが。)

ここ数日は15時のフライトの後に、飛び込みできたお客さんや、オーバーブッキングで時間をずらさなくてはならなくなったりして、16時過ぎに本当に急いで山に上がりフライトする・・・といったことが続きました。

暗くなってしまうのも問題なのですが、テイクオフの風も問題。

この時期この時間になると、かなり高い確率でフォローの風が完全に入ってきてしまうからです。

しかし、そんな問題をクリアして飛んでしまえば本当に最高の景色を楽しめます。

自分が一番好きなのは、山の向こうに太陽が隠れきった直後に山の稜線がピカーッと輝く瞬間です。
あれを空から見ているときは本当に幸せを感じます。(?)それくらい綺麗で感動します。
お客さんが、持っているカメラで写真を撮ろうとしていないときは半分説教です。(笑)そして、カメラを取り上げて自分が写真を撮って差し上げます。。。

そんなフライトを昨日までしていて、今日も昨日とほぼ同じ時間に最後の最後のフライトでテイクオフに上がったら、もう日は隠れてしまっていました。。。
けれども、その後の空全体が赤く焼け、それが湖にも映って真っ赤・・・という、また違った景色に出会えました。

そして、インターラーケンの街を上空から見ると・・・

昨日の同じ時間にはほとんど街の明かりには気づかなかったのですが、今日はなんだか昨日なんかは比べ物にならないくらい街中が明るい・・・


ここ数日の間だけで本当に日が短くなっているのを感じるのでした。。。




さて、ここからがやっと今日のテーマです。(笑)


ちょっと前に、グライダーのライン交換とチェックの為、古いグライダーで飛ぼうと思って全く使い物にならなかった・・・ということを書きました。

あの後、会社の同僚で他の仕事もしていてあまり飛びに来ないパイロットのグライダーを借りていたのですが、そのパイロットも最近飛びに来てしまい(笑)、また飛ぶグライダーがなくなってしまいました。

考えに考えた末、

禁断のグライダーPart2を使わざるを得なくなってしまいました。。。

そのマシンは、自分が仕事を始めた最初のシーズンに乗っていたβ3の小さいサイズのグライダーです。また、タンデムの最終試験のときもこれに乗り、試験官たち、また試験を受けにきていた他のパイロットたちを大喜びさせた、幻で、伝説(?)の「白鳥ランディング」をきめたグライダーです。(これについては機会があったら書きましょう。)

今思うと、なんで小さいほうを買ったのかが理解に苦しむところですが・・・(笑)

日本だったら、自分の体重がそんなに無ければ、大丈夫なような気がしたので(日本人相手ならそう簡単には上限近くまで重量がいかないような気がします。多分)、そんな感覚だったのでしょう。

2年目からは子供等が来た時用に会社に寄付してしまいました。

風が強く、サーマルがんがんの時は上限越えていようがどうでもいいのですが、今の時期のように渋いコンディションのときにガタイの大きなお客さんがあたってしまったら目も当てられません。(笑)


そんなグライダーを使わざるをえない状況になってしまい、みんなからは「ぶっ飛んだら写真はサービスで無料にしろよ!」などと、からかわれながら必死に飛ぶことになってしまっています。。。

昔はよくこのグライダーで1シーズン飛んでいたなぁ・・・と、改めて変な感心をしています。


しかし、一つだけ面白いことがあり・・・

グライダーをブンブン振り回せるのです。

面白いほど動いてくれます。

そんなに過激なことはタンデムではしませんが、例えばウィングオーバーで、Takooで飛んで普通サイズのお客さんだと(トータル150Kg位)自分の場合4~5ターン目くらいでグライダー越しに地面が見えるような角度になるのですが、今のグライダーだと2ターン目ですでにかなりの角度まで跳ね上がれます。しかもスピードがあって面白いです。

インヴァージョンなんか簡単に出来るし、タンブリングもできてしまいそうな勢いです。(タンブリングは出来ないですけどね・・・笑)


でも、そんなに上げられることが無いので、楽しい時間はほんの瞬間に終わってしまうのです・・・



やっぱり

普通のサイズのグライダーで、渋いコンディションでものんびりとあせることなく飛びたいものです。


でも、もうしばらく戦いは続きます。。。(笑)

クナイスル復活!?

あれから天気は更に下ってしまい、というかガスが晴れず、フライトは全てキャンセルになりました。

ライブカメラでスキー場の様子を見てもガスで真っ白。。。

それでも家でじっとしているよりはましなので滑りに行ってきました。
スキー場は思ったとうりガラガラ、ガスで回りも見えないので、本当にスキー場に一人ぼっちの貸切のような状態・・・
ガスが結構濃くてあまりスピードを出して滑ることはできなかったけれど、シーズン初日のこそ練としてはまぁまぁ良かったのでは。(ブーツの調子がいまいちだったけど・・・)
これでシーズンに向けての準備は完了しました。



ところで、

タイトルのクナイスルというのはオーストリアの名門スキーメーカーの名前です。
昔は一世を風靡したブランドだったのですが、ここ数年はすっかり低迷・・・
地元オーストリアではボチボチなのでしょうが、ここスイスではすっかり見かけなくなってしまいました。。。(日本では一体どうなっているのでしょうか・・・??)

以前、自分がスイスに来るきっかけとなったハインツという不良中年(もう中年は越えているかな?もう自分が中年か・・・笑)の話をしましたが、それも元はクナイスルの仕事を日本で一緒にしたのが始まりでした。

3~4年前まで彼はスイスで精力的にクナイスルと仕事を続けていたのですが、いろいろあって他のメーカーに移籍、自分もそのころスコットにスキーを変えました。

ところが、今シーズンからハインツがいきなりクナイスルに復帰、「お前、まだスコットなんかで滑っているのか??」と、始まった・・・(笑)


そして、今日はスキーの最中に、もう一人の悪友(こっちに来て3日目からの付き合い、一番の友達。)で、ハインツの後を継いでスキースクールの校長を3シーズンほどやり、その後クナイスルの営業としてかなりの実績を上げた実はできる男で、今はスキー業界からは足を洗い、大きな建材商社のインターラーケンの支店長を務めている。(自分と同い年)そして、ベアテンベルグのスキーリフト会社のトップにもなってしまいそうである。(←これはかなりかわいそうなことなのです。説明はまた後日)
説明が長くなってしまいましたが・・・その彼から電話があり、「Miki、今板は何使ってる??もう今シーズン用のはそろえたか??」
「今年は新しいのは無い。スポンサードも頼んでないし。特に新しいのはいらないや・・・」
すると、信じられない言葉が・・・
「クナイスルどうだ?」
「え・・・?」
「月曜日にハインツが板を取りに行くから、それまでに何か欲しければ・・・云々」

彼が、板をもらうだけなのか、クナイスルの仕事をちょっと手伝うのかは詳しくは話せませんでしたが、

明日にでももう一回会って話をしなければならないようです。。。(笑)


なんだか懐かしいコンビが復活するような兆しが見えてきました。
彼らが本気になると結構影響力があるのでどうなるのかが楽しみです。

この流れにプラス自分(本当にいつもつるんで仕事をしていた。)もついていくことになるのだろうか・・・??
今は全くわかりません。

でも、クナイスルの板は本当にいいんだよな・・・


なんだかどう書いていいかわからなくて、訳のわからない文章になってしまったようです。
スミマセン・・・



Ich bin bereit, aber...

現在、土曜日の朝9時。

準備はOK! 何気にスキーの準備である。。。(笑)

パラのほうは今日、明日とすでに全てのフライトが予約でうまっているのだが・・・
天気ばかりはどうにもなりません。。。

まだ飛べる可能性がゼロではない状況なので、しばらくウェイティングです。
午後まで待ってダメだったら速攻で滑りに行けるようにスキーの準備をして待っているところです。
どんな天気でも行きます。多分・・・

良く考えてみると(考えなくてもそうだけど(笑))、スキーは風でリフトが動かない限りどんな天気でもその気になれば滑れるんですよね。雪さえあれば・・・


それでは、ちょっとひと眠り・・・??(笑)

週休5日

予想通り月曜日から全然飛べていません。
しかもフェーンっぽい風が入ってきたり、基本的には南西風がバンバン入ってきているので気温も結構上がってしまい、Schneefallgrenze(シュネーファルグレンツェ、降雪のある限界高度)も2000m近くまで上がってしまい、このあたりは降れば雨・・・

低いところの雪は結構融け始めてしまっています。
(例年の如くです・・・笑)

それでも、先週オープンしたグリンデルワルドのオーベルヨッホは2000m以上あるし、積雪もまだ1m以上。その他のところも50cm~70cmをなんとかキープしているので、今週末もなんとか滑れるでしょう。


しかし、

自分はまた飛ばなきゃいけないようです。。。というより、仕事がしたい!!
実際、今シーズンは十分飛んだのでそんなにガツガツしごとしなくてもいいのですが(余裕!!)、なんせ暇で暇で・・・
昨日のような記事をどこかで見つけては妄想が広がる・・・といった、引きこもった非常に健康的な生活になってしまいます。(笑)



週休5日の生活・・・聞こえはいいけれど、なかなか大変。誰か代わりますか?(笑)




ため息・・・

今日、Swiss info というニュースを読んでいたら、スイスの大企業のトップの報酬というものが出ていた。

エトナ基金というスイスの年金基金の調べだそうだが、ビックリである。
こんな報酬を毎年受けていたら、株でも何でもやっていたらすごい勢いで増えていく一方なんだろう・・・

1位 ノバルティス ダニエル・ヴァセラ会長兼CEO 約44億2000万円
2位 UBS銀行 マルセル・オスペル会長  約26億6000万円
3位 ネスレ ペーター・ブラベック会長兼CEO 約17億2000万円
4位 ロシュ フランツ・フーマー会長兼CEO 約16億7000万円
5位 クレディ・スイス ヴァルター・キーホルツ会長 約16億円
ノバルティス、ロシュは製薬会社。ネスレはネスレ??コーヒーやチョコなどが有名。

しかもスイスの相続税は国には払う必要は無く、それぞれの州に払うことになり、その税率も様々でゼロのところもあるらしい。(というかどこもゼロなのか?詳しくはわかりませんが・・・)

日本のように最高相続税率50%(だったかな?)だと、あっという間に資産は減ってしまいますが、こっちは代々どんどん増えていく。

だからヨーロッパの金持ちというのは本当にとてつもない金持ちだ。しかも歴史がある金持ちが多い。
日本にもそういった人はいますが、ちょっと桁が違うような・・・

例えば、去年日本にも進出した家具屋「IKEA」のトップもスイスに住んでいるのだが、彼の総資産は確か兆単位。。。



自分には全く関係ない話でした・・・(笑)
地道に働くことにします。明日は飛べるかな??


タッチの差・・・

今週末はかなり冷え込みましたが、天気は最高!!
山はもちろん、インターラーケンの街も雪で真っ白、空は雲一つなく空気も澄みきって本当に真っ青。
前回書いたように最高のスキーシーズンのスタートを切る予定だったのですが・・・

二日とも飛んでました・・・(笑)

金曜日の仕事の前に、土曜日の午前中だけ滑りにいけるかどうか予約状況をチェックしたところ・・・(100%大丈夫だと思っていたのですが・・・)
すでに予約でいっぱい・・・残念ながら来週にお預けとなってしまいました。。。

その日の夜、友達の家でカードゲームの集い。
パラを本職とする人間ばかり(タンデムやコンペパイロット、またはそれ関係)だったが、全員がフリーライディングをこよなく愛する、パラと同じで頭の線がどこか切れているかのような連中ばかり。
ということは、当然話題は次の日の初滑りについて。

テンションの高い連中の中で、少々沈み気味の自分・・・
ゲームのほうも沈み気味でちょっと出費が・・・(チョコレートをかけてました。←本当??笑)

その中にうちの会社のパイロットもいたのですが、そいつは滑りに行くという。
もうずいぶん前から休みを取っていたのかと思ったら・・・自分が予約のチェックをしていた一時間くらい前に明日のリストからはずれたらしい。
だから自分がチェックをした時にはすでにパイロットが足りない状況になっていたのだ。。。

残念!!!

他の連中からはさんざん「明日休め!」と非常に簡単に(他人事ですから・・・笑)言われ続けましたが、もちろんそんなわけにはいかない訳で。。。



次の日、

午前中、まだテイクオフはフォローやサイドの風、もちろんタップリの雪で走りづらい状況の中、少ないチャンスを待っている非常に集中しているときに連中から、また他の友達からも携帯にメールが届く・・・
「雪サイコーだぜ!!」

「・・・」




今日は完全に飛びモードだったので問題なし。(笑)

ベアテンベルグのスキー場はもちろんまだリフトの準備は終わっていないのでオープンはしていない。
しかし、あまりにもタップリの雪があるので、この前準備したスキースクールの子供用のリフトだけは動かさざるをえなかったようで(結構ジモピーからスキースクールに電話があったんだろう。)駐車場はハイシーズン並みの満車状態。

前にも書いたかもしれないが、ベアテンベルグは小さい子供のいる地元民にはかなり人気のある、というか重要なスキー場です。
また、スキー場にある小さいレストランも冬の穴場レストランといった感じで、スキーをしないこれまた地元民だがカップルなども日向ぼっこしにやってくる。

もちろん今日もそんな人ばかり・・・あとはツアースキーで山に上がって行ったり、スノーシューでハイキングしたり、本当にいろんな事をみんなが好きなように楽しんでいたようだった。

テイクオフに上がる時に駐車場の横を通過していくのだが、毎回いろんな友達達が子供を連れたり、彼女を連れたりしてきているのを見かけ、しかもかなり久しぶりに会う友達なんかも結構いて(本当に今日は不思議だった・・・)毎回選挙カーのような感じで窓から体を乗り出し挨拶しまくり・・・


今週末は、なんだかほのぼのしたいい感じの冬のシーズンを見た感じがして、何だか良くわからないけど気分が良かったです。(本当に見るだけで、自分自身は相変わらず飛んでいましたが・・・)

しかし、フライトのほうももちろん最高でした。(ちょっと寒くて指がとれかけたけど・・・)



シーズンが終わり、そして始まる。

これだけ天気が理由で飛べない日が続くのも結構珍しいもので・・・

本格的に雪が来ました。今シーズン初です。

標高の高い(2000m辺り~それ以上)所は以前からちょこちょこ降っていたし、地道(?)に降雪機で雪を作っていたので、今週末のスキー場オープンには間に合いそう・・・というより、ここ数日の雪で最高のコンディションで滑れてしまいそうです。
(オープンするスキー場(リフト)はごく一部で、グリンデルワルドのオーベルヨッホとグリンデル、クライネシャイデックのアルフェンとラウバーホルンだけですが。)
多いところでは1m以上は絶対積もっているはずです。
去年、シーズン通して積雪ほぼ0cmだったベアテンベルグも、昨日スキースクールの準備の為スキー場に行ってみると、60~70cmの積雪がありましたから・・・

いよいよスキーシーズンの始まりですね!!

土曜日は天気はよさそうで飛べそうなのですが、午前中だけ休んで滑りに行こうと思います。実際、もう約束はしてしまっているのです・・・(笑)


去年も、少ないながらも12月の半ば頃までは普通に雪は降っていたはずだったのにあんなことになってしまったベアテンベルグ。
スクールの連中と話をしていても、ホッとするにはまだ早い・・・といった雰囲気で、「これだけ雪があっても、フェーンが来たらアッという間になくなるぜ・・・」と、結構ネガティブ。(笑)

自分的には2年連続であんなにひどい状況にはなりえないだろう・・・と、ポジティブ・・・というよりは楽観的。



昨日は、こっちに来て10シーズン、志賀高原の道よりも絶対に急だと思われるインターラーケン~ベアテンベルグの冬の道で、4駆ではないにもかかわらず一回もチェーンを装着しなくても問題なかった(時々かなり冒険だったけど・・・笑。 また、こっちは道路の除雪が素早いような気がする。)自分が、道半ばで早々とお手上げ状態・・・そして、チェーンを装着して上がっていき、スキー場の駐車場のそばで今度はスタック・・・

みんなに「お前は観光客か・・・!?」と、バカにされてしまった・・・


自分が思うに、なんとなく車のポテンシャルのような気がしてならない・・・確かにタイヤは古くてあと一冬で終わりのような状態なのですが、昨日の今日でこうなると、なんとなく車を信じられなくなってくる。(笑)

これからシーズンが始まると、もしかしたら毎日スキー場に上がる途中でチェーンを着けて・・・はずして・・・を繰り返すことになるかもしれないと思うとかなりブルーになります。。。

まぁ、でも大丈夫でしょう。(何が???)


とにかく車は大変でも、冬は雪がタップリ・・・というのが一番です。



明日辺りから天候は回復していき、週末はいい天気(でも寒い!)。そして、それがちょっと続いた後はフェーンが来る感じになっています。
来週はどれだけ暖かさが戻るのだろう?? 雪にやさしい程度で済んで欲しいですね。

どうして???

今日も朝は雪、雨、風でフライト出来ず・・・

車の冷却液を早速買いに行き補充。
何となく大丈夫そうだったので、高速や山道を走りまくりテストしてみた。

全然問題なくて、気分良く家の駐車場に車を止め、しばらくアイドリングしていたら・・・

どんどん水温が上がってきて、それでも冷却ファンが全然回らない。

そして、しばらくしたら・・・ジャーッとラジエターの下から冷却液が一気に漏れ出してきた。


はい。

修理工場行きです。。。


よく知っているガレージへ行こうと思ったのだけど、実は今朝そのガレージに古い車を捨てに行き、お茶してきたばっかりだった。今日は修理工達はみんな休みのようだったので、しかたなくルノーのガレージへ。

今日初めて知ったのだが、結構な数のガレージがインターラーケンにはあるのに、ルノーを扱っている正規のガレージがインターラーケンには無かった・・・

一つとなりの村まで持って行かなければならなかったのです。

車を預けて調べてもらい、夕方ガレージから電話があり、なんだかいろいろ交換しなければならない所があるらしく、全部で7万円くらいかかるけどどうする??とのことだったが・・・どうする?と言われても、直す以外に何が出来るのだろう? 突然の大きな出費です。。。



その後、

追い討ちをかけるように、またまたトラブル。。。

自分のPCのモニターのバックライトが消えました。真っ暗です。

どうやってこのブログを今更新しているかというと、アウトドアで使うヘッドランプでモニターを照らし、暗いけれど何とかギリギリ画面が見えるような状態で書いています。他の人が見たら何とも不思議な光景でしょう・・・(笑)

家の中でヘッドランプを付け(部屋は明るいのに。)、PCの画面に顔を近づけて一生懸命何かを書いている・・・

これはどこで直したらいいんだ・・・??



なんだか暇だったのに余計なことがどんどん増えていって、予定していたことが全く消化できていません。


明日は何が起こるのだろう???





ひきこもり・・・

木曜日に、予想外にいい天気で何本かフライトできて以来、悪天候(山の上では雪が降っているから悪くはないかも??笑)が今日まで続き、3日間ほとんど家に引きこもっています。。。

忙しいときには「のんびりしたい!」などとよく考えるのですが、暇な時期に更に追い討ちをかける様に天気が悪く何もできないと、本当に時間を持て余してしまいます。

クライミングでもしに行ったり、プールで泳いだり・・・とやれることはいろいろあるのですが、どうも気分がのらない・・・
また、やらなければいけないちょっとした事務系の用事(役所に行ったり・・・等々)があるのですが、週末は動きが取れない・・・

テンションがどんどん下がり、結局はひきこもることとなってしまうのです。。。(笑)


そういえば、

NIVIUKにライン交換、チェックの為に送ったグライダー・・・
スペインの本社からの新しいラインが送られてくるのに、なんと3~4週間もかかるとの事! なんとのんびりな・・・今までの感覚で、連絡したらすぐに対応してもらえると思い込んでいたのでビックリです。こんなことなら早めに連絡しておくんだった・・・ハイシーズンだったら大変なことになっていました。。。また、誰かからグライダーを借りないと・・・

こういうことを考えると、ディーラーではなく、アトリエと本社がすぐ近くにあるアドバンスというのは本当に便利ですね。
ちなみに、β4は来年の3月頃に市場に出るということです。来シーズンはまだ今のグライダーで飛ぶ予定ですが、次はこれかな? 出来次第ですけどね。。。

もう、ほとんど出来上がっているようです。(ようやく・・・か、一年遅れですから。(笑))
(この前、カリから連絡があり、テイクオフの比較テストをしたいからグライダーを貸してくれないか?とのことだったのですが、あいにく自分のグライダーはNIVIUKに・・・)



もう一つ・・・

この前、車を買い換えました。
スイスに来てから3台(代)目です。

こっちの車市場は日本と比べると信じられない状況で、新車の値段は日本とあまり変らずそれ相応なのですが、中古車がべらぼうに高い!!
日本だったらまず価値がゼロになると言われる走行距離10万キロの車も、こっちでは「まだ10万キロしか走っていない」といった感じで、とんでもない値段で売られている。(基本的に10万キロ以下の中古車を探すのが難しい。なぜなら、スイスでは新車で車を買えば、最初の車検は10年後・・・その後3年、2年、2年・・・となっていく。だから大抵車検を通さずに車を売っても10年近くは乗っているので10万キロは軽く超える。。。但し、毎年排気ガスチェックは受けなければならない。7000円くらいで・・・安い。)


資金があれば、自分も新車かそれに近い車を買い、ある程度乗ったらいい値段で売ってまたそのお金で次の車・・・としていきたいのですが、なかなかそういうわけにはいかず、いつもなんでもいいから安い車を買い、2年乗って(車検の催促が来るまで)捨てて、また次を買う・・・という一種の悪循環を繰り返しています。

車検を通せば??と思うかもしれませんが、結構お金がかかるのです。特に古い車はこれでもか!というくらいあら探し?をされるというか、徹底的にいろいろなところを見られ、もし何かに引っかかると法外な(笑)値段でその場で修理しなければならないのです。もししないといっても、車は車検場から出れないので、結局捨てることとなってしまうのです。
事前にガレージに持っていって見てもらうのが普通なのですが、それでも結局古い車ならある程度は覚悟しなければならないので、本当に乗り続けたい車でないのなら気分転換も兼ねて買い換えたほうがいい・・・というのが自分の考え。。。




初代MIKI号は、三菱コルト(1987年)超ボロかった・・・それでもかなり目立つこの車はインターラーケンではMIKI=コルトと言われるくらいだったが、走行中にギアのシフトノブが床の下に落ちていく、というアクシデントであきらめ捨てた。
あまりにも古すぎる為か、州の陸運局(?)のようなところの車検リストからもれていたのか、2年で受けなければならない車検を3年過ぎても催促が来ず、調子がよければいつまでも乗っていたのではないかと思われる。 なんと30万円も払って買っていた。

二代目は VWジェッタ(1988年)
とにかく車を換えなければならない状況で、知っているガレージへ行き何か安い車ない??と聞いた所、これがころがっていた。。。20万円。
何気に気に入っていたけれど、車検近し・・・ということだったので、何か新しいのを探さないと・・・と思っていたところ、

友達が車を売りたいとのことだったので、じゃあ試乗させてなどと言っていながら心の中ではもう決めていた。
選べるほど元手があるわけでないのでいつもこうです。とにかく目の前にあるものをとりあえず買って、あとから自分の気に入るようにしていく・・・

その三代目が、ルノー19(1995年)です。
今年車検を通してから売っていたので、あと3年はいけるということなのでいいでしょう。但し、友達もみんな言っていましたが、おフランスの車は壊れるぜ!!ということ。自分もそう思っていたのですが、まぁ、当たり外れがあるものだから自分のは大丈夫だろうとなんの根拠もない理由で判断し買ってしまいました。これも30万円。

なかなかよく走り、調子よかったのですが、

今日、ちょっと買い物に出て出先の駐車場で水温計を見たら・・・警告ランプがついている。エンジンルームを開けて見てみると、冷却液がなくなっている・・・
一昨日までは全く問題なかったのに(しかも先週はあれだけ走り回っていたのに)、いきなりこれとは・・・どこからか漏れているような様子も素人目にはないので不思議だった。というより、早速皆さんの忠告どおりプロブレムです。。。(笑)

とりあえずは冷却液を買って入れて、注ぎ足し注ぎ足し走っていれば問題ないのかな?? (車検通っているはずなのにどうなっているんだ・・・??)


またまたテンション下がってきますが、とりあえず明日はいろいろやることが増えました。。。(笑)



ちなみに、天気のほうは水曜日くらいまで同じような感じのようです。そして、その後一気に2、3℃といった本当の冬の寒さが来るようです。











その4、と 飛べ(ば)ない翼・・・

今週はずっとすっきりしない天気が続いている。そして、この天気はこのまま続き、今週末には山では結構まとまった雪が降るような予報で、インターラーケンの街もちょっと白くなるんではないかと思われます。

そんな天気なので、すっかり忘れていた(やらなければならない本数をとっくにオーバーしていた・・・)タンデムグライダーのライン交換と生地、その他のチェックをしてもらう為にNiviukにグライダーを送っているのですが、そんなときに限って飛べてしまうことが多いのです。

今日もそうでした。。。

本当はもう一機、去年までのβ3があるのですが、それは今β4を待ちわびているアドバンス一筋のパイロット(元アドバンス・コンペチームだから??)に貸しているので自分のグライダーがないのです。(これもはっきり言ってもうほぼ寿命なのですが・・・)

しかし実際はどうにでもなり、何かしらのグライダーを手配することはできるのですが、何を思ったか今日は自分のスイスでの最初のタンデムの練習のときに使っていた古い古いグライダー(テレビに出たときに自分は言ってましたね、もうこれでは飛びたくない・・・などと。。。)を引っ張り出してきて、まだちゃんと飛ぶのか試したくなってしまいました。

結果は・・・

全く飛びませんでした。。。というより、テイクオフできませんでした。(笑)

笑い事ではなく、テイクオフできなくて良かったと、ホッとしました。飛んでいたらどうなっていたのでしょう??

テイクオフの風はあまりよくなく、無風から弱いフォロー、サイド、そして何となくアゲインストかな?・・・といった感じで、普通だったら大した問題もなく(パッセンジャーによりますが)飛べる風だったのですが・・・

どんな感じなのかちょっと緊張しながらライズアップ・・・結構スパン!と上がってきて、「まだまだこのグライダーも大丈夫なんだな・・・」などと思いながら走っていても全然飛ぶ気配なし。。。
ライザーから全く体を吊り上げるパワーもほとんど感じないままちょっとした段差のところで「ドン。」お客さんと2人でしりもち・・・

ちょっとやな感じはしたのですが、もう一回チャレンジ。

今度はブレークコードを少し短めに持ち、一回目よりもブレークをちょっと引いたところで細かいコントロールができるようにしてみた。

2回目。同じようにグライダーはいい感じで頭上に来る。助走距離は結構あったので、いろんな範囲でブレークを当てながら走ってみる・・・が、全然飛ばない。。。
またまた「ドン。」

よく考えて見ると、こんな感じでグライダーが浮かない場合、普通のグライダーなら「ドン。」の後にグライダーが前に走って斜面の下に引きずられるのが一般的(?)なのだが、今日の2回は「ドン」でそのまま二人で斜面に座った状態になるのです。もちろんちょっとはグライダーの落ちた方向に引っ張られるのですが、ほとんどパワーがないのです。

しかも、2回目は地面に着く直前に片翼がちょっと失速したような感じがあったので、完全にヤバイと思い、そのグライダーでのフライトは断念。

ラッキーなことにすぐ後にもフライトがあったので、会社のバスが山に上がって来るのを待ってグライダー交換。
お客さんにはちょっとグライダーがおかしいから・・・と、苦しい説明をして写真の無料サービス。(喜んでくれました。苦笑)

グライダーを変えて、無風でテイクオフ。
2回の変な感覚が残っていて、ちょっと嫌な感じだったけれど、なんの問題もなく飛べました。(当たり前!!)
やっぱりこうじゃないと・・・! などと、飛んだ瞬間、というより助走の時に嬉しくなってしまいました。(笑)

皆さんも古いグライダーで久しぶりに飛ぶときは気をつけましょう!!

またまた反省です。。。




忘れてました。

その4です。
ルツェルンの巻です。

こういう感じのカペル橋もいいもんでしょう。

これは自分作ではありません。

後は何枚か写真を並べます。何がルツェルンらしいかは全くわかりません・・・(笑)












以上で「写真で綴る一週間」終了です。

失礼しました。。。


プロフィール

Fumio Miki

スイス(ヨーロッパ)にて、日本人初のパラグライダー プロタンデムパイロットとなる。レース競技のほうもスイス国内リーグで飛び続ける。 スキー教師としても活動。スイス在住22年目。。。

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