続 Fumio Miki - スイス・インターラーケンより・・・

スイス・インターラーケンより・・・ 旧ブログの過去ログはこちらからご覧下さい。 http://sky.ap.teacup.com/miki_swiss/

2007/08

Schynigeplatte

昨日はシルトホルンを飛んだ後、インターラーケンに戻り3本ベアテンベルグからフライトし、一日の最後はシーニゲプラッテから・・・と、フルプログラムの一日でした。。。


そして、今日もシーニゲプラッテからのフライトがありました。




















電車は超高速の為(笑)、40分くらいの長旅となるので、電車に乗る前にアイスを買って食べながら・・・等、すっかり遠足気分。。。



昔は(いや、そんな前じゃない・・・)は登山電車を降りた後、急斜面を20分ほど歩いて登らなければならず、それがたいそうしんどかったのですが・・・


















最近は、電車を降りた後に横にちょっとトラバースすればいい距離にあるテイクオフがメインとなりつつあり、電車の止まる場所も以前と違います。
それでも駅に止まるのではなく、パラのパイロットの為にテイクオフにアクセスしやすいところに特別に止まってくれます。 



スミマセン!!

ここまでしか写真を撮っていませんでした。

ということで、レポートはここまで。。。



シーニゲプラッテは、一昔前は天気がいい日の夕方上がれば、ほぼ100%トップアウトでき、最低でも1時間くらいは飛んでいられたのですが、今年はなぜだか全くダメですね。
何回かはバカ上がりしているのを見ましたが、以前のように(去年までのように)回数は多くありません。自分も今年何本も飛びましたが、ほとんど上がった記憶がありません。
あまり歩かなくていいテイクオフだからまだいいですが(本当はあんまり良くない!)、昔のテイクオフから飛んでブッ飛びだったら・・・毎日はとてもじゃないけどイヤになりますね。。。それか慣れてしまってなんともなくなるかも??



007


突然ですが、この写真はどこでしょう・・・??
これだけでわかったあなたは・・・かなり通(?)です。(笑)
この先はハイヒール禁止です。。。

今日は、今シーズン初めてここからのフライトの仕事でした。

何回か予約は入っていたこともありましたが、午後のことなどを考えると長い時間山の上で待っていられないので、天気予報がパーフェクトなときだけしか行かないのですが・・・ようやくバッチリ予約と天気がかみ合いました。。。

ちょっと渋かったけれど、粘りに粘ってトップアウトもでき、久々に本当の(?)山岳フライトをお客さんと共に堪能しました。

ここからはDHV2-3クラスのグライダーなら風が無く、うまくグライダーを飛ばすことが出来ればインターラーケンまでサーマルで上げなくてもギリギリとどくようです。
(自分はやったことありませんが、友達は何回か「ブッ飛びインターラーケン」をやったことがあるそうです。)

タンデムだったら、一回どこかで上げられるコンディションだったらインターラーケンまで飛ぶときもあるのですが、大抵お客さんとは谷底のロープウェイの駅で待ち合わせなので、ほとんどの場合谷底のランディングに降りることになります。




谷底に降りるとわかれば、もしサーマルが無くても、高度は十分にあるので氷河のほうに近寄っていったり、となかなか迫力のあるフライトが楽しめます。(今日は上がったのでかなりいろんなところを攻められました。笑)



かなり高度が下がってくると、最後に山の上にある写真のような村が見えます。(それでもランディングまではまだ800mの高度があります。)





もう、ここまでくればどこだかおわかりでしょう・・・







シルトホルンでした。。。



今日はちょっと趣向を変えた構成でお届けしました。(笑)



Vertigo

今年で10回目を迎えたVertigoを見に行ってきました。


どんなに仕事が忙しくても、必ず一日は休みを取って毎年見に行っているのですが、今年は会場に行くとなんだかいつもと何かが違う気が・・・

そうです。今年からRed-Bullはスポンサーをはずれていたのでした。。。

大会を運営するほうとしてはお金を出してもらえるならどこでもいいのだろうけど、個人的にはなんとなくRed-Bullのイメージというものがあって、そっちの方が雰囲気にあっているような気がするのですが・・・

話によると、X-Alpesは例外として、Red-Bullはパラグライダー関係のスポンサードからは撤退する方向で進んでいるようです。

確かに、昔は結構いたRed-Bullのパイロットも今はほとんどいないような気がします。。。

ちょっと残念な話ですね。
日本では無名なRed-Bullもヨーロッパでは断然の知名度があり、エクストリームスポーツの代名詞といっても過言ではないほどのイメージが定着しているのに・・・



競技のほうもちょっと寂しかったのは、ラウル・ロドリゲスが大会にはもう出場しないということで不参加。
マルチな男、クリスティアン・マウラーとペーター・ノイエンシュバンデルのシンクロチームはPWC(トルコ)参加の為、今回は欠席。等々・・・

もちろん常連アクロパイロット達はさすがに凄い演技をしていましたが、フェリックス・ロドリゲスのシンクロは相手がまだ彼と差がありすぎるのか、いまいち凄いとは思わなかったし、常連達と新人たちの差がまだまだありすぎて、「オーッ!!」と驚いたり、「スゲーッ!」と感動(?)する回数は去年の方が多かったような気がします。
(まぁ、まだ予選、というかまだ2日目だったからかも??)


それでも、とてもじゃないけれど自分には出来ないようなことをポンポンと簡単にやってしまう連中を見ているとすごく刺激を受けますね。。。

あれだけ簡単そうにやられると、一瞬だけ、自分もやってやろうか・・・なんて考えてしまいます。(笑)




ところで、今回のこの大会はスイス選手権も兼ねる大会になりました。

スイスでは今年からスイス・アクロリーグというものが設立(?)され、アクロパイロット達が定期的に集まってトレーニングをするようになりました。
その為、今回のこの大会には結構な数のスイス人が参加しています。

現在はラテン系の国のパイロットが上位を占めているアクロのコンペ界の勢力地図をスイスが少しずつ塗り替えようと力を入れ始めたようです。

インターラーケンのあたりでも、普通にアクロをする連中はゴロゴロいるけれど、しっかりしたトレーニングをしているパイロットはいないので、本気でアクロをしたいパイロットにはいい環境が整いつつある状況になってきました。

どうなっていくのでしょうかね・・・??




寒いですねー。

日本はなんだか猛暑が続いているようで・・・

こっちの湿気のないカラッとした暑さは30℃を超えても結構過ごしやすいのですが、日本の暑さは想像しただけで耐えられません。。。(笑)

ここ10年は日本で夏を過ごしたことがないし、日本にいたときも東京とかよりもかなり過ごしやすい白馬で仕事をしていたので、40℃の暑さの日本・・・想像しただけで耐えられないというよりも、想像できない域に達しています。。。


そんなニュースを聞きながら・・


こっちでは寒さに震えながら飛んでいます。。。

昨日からまたまた天気が悪いのですが、なんとなく飛べてしまい、雨の合間などを縫って飛んでいるはずなのですが、グライダーは洗濯したみたいにいい感じで湿っています。(本当はビショビショです。。。)
気温も異常なほど低く、Tシャツにウィンドストッパーのジャケットだけでは寒くて飛んでいられません。
昨日は意地で(一応夏ですから・・・)その格好で飛んでいたので、一日中寒くて震えていました。今日は一枚増やして秋モード・・・でも、ちょっと寒かった。。。

2500m位以上の標高では雪も降っていて、サース・フェーでスキーのトレーニングをしている友達から電話があり、今日は15cmのパウダースノーだったらしいです。
「いいねぇ、パウダー滑れて楽しそうで・・・」という自分に対し、彼は「全然そんなことないよ。天気悪いし・・・大変だよ。」ということ。


やっぱり、夏は夏らしくあって欲しいですね。

でも、この天気が終わったら、一気に秋に向けて加速しそうな気がします。
今年のスイスは夏が無く終わりそうです。。。

スタジオ三木

もう二度とないだろうと思われる自分のテレビ出演・・・無事に(?)2回とも終わりました。。。

時間拡大版だから・・・などと言っていましたが、拡大されたのは放送時間だけで、自分の出演時間は前回よりも縮小されていたようですね。(笑)


しかし、テレビ番組作るっていうのは大変ですね。

取材のときは6日間カメラまわしっぱなしでいろんなシーン、インタビューを撮ったのに、それでようやくあの長さのものになるなんて。。。

今回は自分の全く知らなかった業界の苦労をほんのちょっとだけ知ることができました。(ちょっと偉そうです。。。笑)



そんなことよりも(?)今は、あの時撮ったいろんな映像(特にパラの部分)が欲しいなぁ・・・なんて思っています。
頼んで見ようかな・・・(笑)



今回は特別にスタジオ三木を公開します。(笑)

Webカメラでベランダから山を映すことになっていたので、PCは机から移動させてなんとも落ちつきのない場所でスタンバイです。
山を映すときはカメラをPCからはずして、コードをのばして外に向けていました。
外から見られていたら、なんとも不思議なことをしながら一人で話し続ける変な日本人に見えたことでしょう。(笑)


本番中です。
外から光が直接当たると顔が真っ白になってしまうので、部屋中を暗くしています。。。(それでも十分じゃなかったみたいです。)





パラワールドで連載を持つことになりました。

いつもの如く・・・ご無沙汰です!!

ここしばらく、相変わらず夏らしくない天気は続いていて、先週は3日ほど雨が降り続いてスイスの各地で洪水の被害が出ていました。。。

インターラーケンのあたりも2年前の大洪水の再来か・・・??と、心配しましたが、この辺はそんなに大した被害はなかったようです。

ジェット気流の影響かどうかはよくわかりませんが・・・自分なりに考えて見ると、西ヨーロッパ辺りではジェット気流が普通よりも常に南下して通過しているようで、南からの高気圧を遮っていて、夏の天気が続かず低気圧が頻繁に北西寄りから通過しているように感じます。そして、涼しい日が多くなっています。

東ヨーロッパではその逆で、普通でない暑さの日が続いて、これまた大変なことになっているようです。。。



しかし、金曜日あたりからはすっきりしないながらも一日中飛べる日が続き(土曜日は結構良かったかな?忘れてしまった・・・)、お客さんはまだまだたくさんいるので、一日7~8本ペースで飛んでいます。
ちょっと休みが続いて(雨で飛べない日)すっかりだらけていると、いきなりハイペースで飛び始めるとちょっと疲れてしまいます。(笑)
あまり暑くないのが助かっていますが・・・



















今日の最後の2本は夕立の合間をいいタイミングで縫いながら飛びました。

最後の1本はレーダーを確認し、ちょっとした(?)雷雨の中、山に上がり雨が抜けるのを待っていました。そして、雨が上がり始め西から日が一気に差し込んできたときにテイクオフの向こう側には写真の虹が・・・

久しぶりにあんなに綺麗な虹を見ました。。。



そういえば・・・

まだ書いていませんでしたが、来月の「パラワールド」から連載を担当(?)することになりました。

1ページだけですが、スイスのパラグライダー事情を毎回書いていくことになりました。このブログを読んでいる人はもうお分かりでしょうが、文才のない自分の書くものです、あまり期待はしないで読んでください。(笑)

でも、必ず読むように・・・!!(笑)


ゴール!!

たった今、扇沢さんゴールしました!!
ゴールリミット48時間(トップがゴールした後48時間でレースは終了となる。)まで1時間ちょっと・・・ハラハラしましたが、とにかくすごい!!
おめでとうございます!!!!

5位でゴールでしたが、30人の参加でゴールできたのはたったの5人。。。
(6位の選手のゴールの可能性はもうなくなっています。)
ゴールすること自体がどれだけ大変かこの数字だけでもわかります。
そかし、本当にどれだけ過酷かは、参加した人にしかわからないでしょう。こっちは想像しかできないし、実際、想像しただけで気が遠くなるような気がするし・・・(笑)

自分には絶対に無理だとわかっているだけに、余計にこういうのに憧れるというか羨ましいというか・・・


今回の大会は初の日本人の参加、そして
スイスVSルーマニアの空、陸対決(フライト、ランニング)も見ていてとても興味深かったし・・・
また、実際にレース中の扇沢さんに声を掛けれたり(応援になったかはわかりませんが・・・)、他の選手達を見かけたりしていたのもあったりして、なんだか過去2回のときよりも更に興味が増し、かなり頻繁にライブ・トラッキングをながめていました。。。

さあ、次は2年後です。



さて、スイスではまだまだイベント(大会)盛りだくさん。
2週間後はヴィルヌーブで「Red-Bull Vertigo」があります。
これはちょっと見に行かなければならないですね。。。

表彰台の可能性・・・!!

きました!! 扇沢さん!!
今日、165Km距離を伸ばし、残り30Km程。

今現在、ちょっと渋いところにいるようですが・・・
もし、このまま今日中に最終ターンポイントまでたどり着き、そのまま今晩歩いて山を下りて(夜は飛んではいけない)、明日の朝7時までにフィニッシュラインをこえればペナルティで待っている現在3位のマルティン・ミューラーをかわして3位に浮上!! 表彰台です。。。

素晴らしいチャージを見せています。

時間的にギリギリっぽいけれど、最後にもうひと頑張りです!



なんだか最近、X-Alpesに興味を奪われていましたが、週末には大きな大会がスイスでは行われていました。

スイス選手権です。ヴァリス州のAnzèreで行われていました。

北寄りの風に悩まされたり(ヴァリス州のエリアは北風ではかなり危険なコンディションになる。)安定しすぎのコンディションだったりと、どデカイタスクは組めなかったようですが・・・

47Km,48Km,55Kmの3本のタスクが成立し、アンディ・アエビが初のスイスチャンピオンのタイトルを取りました。
2位のクリスティアン・マウラーとはほんの数ポイント差でした。。。
3位はステファン・ヴィース

以下はこんな感じ

1. Aebi Andy, Oberwil, BE 2118 Pkt.
2. Maurer, Christian, Wilderswil, BE 2112 Pkt.
3. Wyss, Stefan, Ringgenberg,BE 2037 Pkt.
4. Schmoker, Stefan, Reichenbach, BE 1847 Pkt.
5. Neuenschwander, Peter, Ringgenberg, BE 1798 Pkt.

女子
1. Kroll, Anja, Zürich, ZH 1754 Pkt.
2. Maurer, Karin, Wilderswil, BE 1576 Pkt.
3. Voigt, Corneglia, Obbürgen, OW 1103 Pkt.

マウラーがダメでも(実際ぜんぜんダメではないですが・・・笑)、アンディ・・・と、アドバンス・チームは以前調子がいいですね。。。4位のステファン・シュモッカーもアドバンス・チームです。

ちなみに、3位のステファン・ヴィースはGin・チーム、5位のペーター・ノイエンシュバンデルはUP・チームです。







クライマックス(X-Alpes)

とうとうゴール目前まで来ましたね!!

昨日の時点では、ランニングマシーンのココネアがこのまま勝ってしまうのではないか??というのが大方の予想だったのですが・・・

さすが、アレックス・ホッファー 元PWC、WM(世界選手権)チャンピオン。
今日一日のフライトで一気に距離を伸ばし、トップに躍り出てゴール目前・・・
しかし、ココネアも相変わらず走っているようだし、目が離せませんね!!

残念なのはマルティン・ミューラー。
断然のトップだったのに、36時間のペナルティ・・・
何があったのかを詳しくは読んでいないのですが、聞いたところによると、どこかでCTRを通過してしまったとのこと。
(CTRというのは空港管制圏のこと。多分スイスのシオンで引っかかったのではないでしょうか・・・?? 定かでないです。)


注目の扇沢さんは・・・
ゴールから195Km辺りにいるようです。
トップがゴールして48時間以内にモナコに着かなければならないとすると、明日中にかなり距離を伸ばしておかないと、ちょっと明後日の天気が心配です。。。
200Kmのフライト・・・不可能ではないでしょう!!
なんとかモナコにたどり着いて欲しいです。。。 頑張れ!!

HOP 扇沢さん!

昨日は、邪魔になるから云々・・・等と書いていましたが、やっぱりそんな訳にはいかず「頑張れ」の一言だけでも・・・と思い、朝の時点でインターラーケンを通過していましたが、ちょっと先まで追いかけてきました。。。



昨日、ツバイリュッチネンから全く動かなくなっていましたが、かなり疲れていたみたいで昨晩はゆっくり休んでいたようです。

今日はかなり元気な様子でした。

天気の良くなる、明日、明後日以降からが勝負だといっていたように、まだまだこれからが扇沢さんの力を出せるところだと思うので、とにかく頑張って欲しいです。


最後に言っていた一言、これは皆さんにもです。

「必ずモナコにたどり着くよ。」

絶対行けるでしょう!! HOP Ogi !!


プロフィール

Fumio Miki

スイス(ヨーロッパ)にて、日本人初のパラグライダー プロタンデムパイロットとなる。レース競技のほうもスイス国内リーグで飛び続ける。 スキー教師としても活動。スイス在住22年目。。。

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