続 Fumio Miki - スイス・インターラーケンより・・・

スイス・インターラーケンより・・・ 旧ブログの過去ログはこちらからご覧下さい。 http://sky.ap.teacup.com/miki_swiss/

2007/05

冬眠・・・

ちょっとサボっていました・・・

今週は、すっかり冬に逆戻りの寒さに見舞われていました。。。

月曜日は大雪(?)で、標高1000m位まではすっかり雪に覆われ、テイクオフも雪景色。
2000m辺りでは1m近くの積雪があり、またこの時期すっかり葉の育った木々にちょっと湿った重い雪が積もり、あちこちで雪の重みで木が倒れ、大変だったようです。
また、青々と育っていた牧草も全て倒れ、草刈も大変だろう・・・と余計なことも考えてしまいます。(これはしばらくしたら立ち上がってくるのかな??)


そんな天気で、ちょっとした休暇になっていたのですが、水曜日だけは気圧の尾根(というかちょっとした小山?)に当たり、なんとか一日中飛べていました。

が、

とにかく寒かった。。。


サーマルでガツンと高度を上げているわけではないのに、とにかく寒く、6月になろうとしているのに、指は凍えるし、一応着込んで飛んでいるのにランディングすると体の芯から冷えきってしまっていました。


そんな寒さの中で、うちのあるパイロットはなんと!

一日中、Tシャツで飛んでいたのです!!
「涼しくてちょうどいいぜ!!」
などと、とんでもないことを言いながらニコニコしていました。(笑)

寒すぎて神経がおかしくなってしまってしまっていたのだろうか??


異常気象だけでなく、異常パイロットまで現れているインターラーケンでした。。。(笑)

またまた地元ネタ

今回は、パラグライダーのコンペに興味のある人にしかピンとこない事を・・・

言わずと知れた、現在のパラグライダーコンペ界で堂々トップに君臨する(世界戦は勝てませんでしたが・・・)スイスの若きエース「クリスティアン・マウラー」が、長い間付き合ってきた、同じくコンペで飛んでいる女子のトップパイロットの一人「カリン・アッペンツェーラー」と6月の半ばに結婚するそうです。。。というか、します。

昨晩は、結婚前の男女がそれぞれ、男のほうは男友達だけで、女のほうは女友達だけで大騒ぎするパーティ(?)があったようで(なんて呼ぶのかは忘れた・・・)、彼と世代の近い多くのコンペパイロット達がインターラーケンで大騒ぎしていたようです。

今朝は昨晩の大騒ぎの一環として、街中のランディングの大きな木にグライダーが一機綺麗に引っかかっていていました。。。


彼はもう結構長い間飛んでいるような感じですが(実際そうですが・・・)、まだ若干25歳・・・結婚も早かったです。。。(笑)



一方、自分はもう今年はもうじき38歳・・・いまだに・・・

以上。。。



新聞記事・・・

いつものように自転車で1分の通勤の後、会社のチケットデスクに隣接するレストラン「Des Alpes」で、これまたいつものように仕事前のコーヒーを飲みながら新聞を読んでいると、地方版のページに大きなパラグライダーの写真が載っていた。

ここではそんなに珍しいことではないのですが、記事を読んでみると普通の記事とはちょっと違う・・・

どんな内容だったかというと・・・

簡単に言えばアドバンスの「α4」の広告記事のようなもの。

一応、ディーラー・ミーティングが行われ、グリンデルワルドでみんなで「α4」を試乗した。といった感じのことが書かれていたのだが、まぁ、その程度のこと(?)でよくこれだけ大きく普通の一般新聞に取り上げてもらえたもんだと感心しました。

アドバンスもうまくやったもんです・・・(笑)
もちろんこれは広告ではなく記事として取り上げられているのだからもちろん無料だろうし。


しかし、記事の中や写真の補足などで、「新しくパラグライダーを始める人にとって理想的なグライダー「α4」は、簡単なライズアップ、空中での非常にいい安定性、しかしながらある程度のスピードもある・・・云々。」等と書かれていても、パラグライダーをしない人にとっては全く???なんだろうなぁ・・・なんて思いながら読んでいました。

パラグライダー人口密度の非常に高い、ベルナーオーバーランド地方だからこその記事なんでしょう。。。



アドバンスにちょっとウンザリ・・・といった感のある連中は「またこんなことをして・・・」と、あきれ顔でした。。。

しかしながら、一応アドバンスは地元企業・・・あってもおかしくない話ではないかとも思いました。。。




CL Final

今日は、ワールドカップ、ヨーロッパ選手権と並ぶサッカーの一大イベント、チャンピオンズ・リーグの決勝が行われていました。

自分のひいきのチームは決勝までにことごとく負け、興味は半減してしまっていましたが、一応今でもサッカーを愛する(?)人間としては見ないわけにはいかないので、
今晩は夕食を兼ねて、友達連中とサッカー観戦でした。

今日のブラッサリー(バーの名前です。)はほとんどがリバプール派でした。
どっちでもよかったけれど、ちょっとACミラン寄りで、しかも何だかわからないけど絶対にミランが勝つような気がしていた自分はちょっと肩身が狭く、静かに試合を見ていました・・・

しかし、ミランが先制点を取ったときにはつい一人で大喜びしてしまい、周りから「あれ、ハンドだろ!!」等々、集中的に責められてからは正式にミラン応援団となり、結局ああだこうだ言いながら観戦することとなったのでした。


全然関係ないですが・・・

自分が小学生の頃の文集などに書いていた将来の夢は、確か「サッカー選手」だったと思います。(一時期、なぜかバスの運転手に憧れたこともありました・・・(笑))





Speed Flyingの行方

前回のタイトル「早すぎっ!!」は、「速すぎっ!!」の間違いでした。
自分の教養の無さを日本を離れて長いから・・・などと、見苦しい言い訳でごまかしておきます。。。


さて、去年頃からボチボチ火がつき始めた「Speed Flying」。(日本では何と呼んでいるのかはよくわかりません。スピードパラというのは聞いたことがありますが・・・)


この辺りでも、若いイケイケ系(?)のパイロット達は早速飛びつき、飛び(滑り)まくっていました。


しかし、パラグライダーパイロット達よりもさらに興味を示したのがスカイダイバーたちでした。
Speed Flyingのグライダーはパラのそれよりもよりスカイダイビングのグライダー(パラシュート)に近いと思われ、パラのパイロットよりもとっつき易いのかもしれません。

実際、まだSpeed Flyingのカテゴリーやライセンス関係のことが曖昧だった去年は多くのスカイダイバーたちも挑戦していました。


が・・・この前、SHV(スイス・ハンググライディング連盟)からインフォメーションがあり、Speed Flyingをする為にはパラグライダーのパイロットライセンスが必要だということが正式に決まりました。。。


現在、この辺りのパラグライダースクールには結構スカイダイバーも入校していて、来冬シーズンまでにパラのライセンスを取ろうとしています。

本気でやり(頻繁にスクールに通う)、またセンスがあれば、3ヶ月もあればとりあえずライセンスは取れてしまうのがこっちの(ヨーロッパの?)システムなのですが、夏の間は彼らもタンデムスカイダイビングの仕事が忙しく(みんながみんなそうではありませんが)、今はちょっと休憩中のようです。


友達のスカイダイバーは、スクールに通う時間も金もない!と言って、来年もブラックでのフライトを決め込んでいました。。。秘密です。(笑)


来シーズンはパラグライダーパイロットよりも、スカイダイバーの方がSpeed Flying人口を占めそうな気がします。(非常に安易な考えです・・・)









早すぎっ!!

昨日、今日とSwiss-Cup、Swiss League(Frutigen)が行われていました。

自分は最後の最後まで参加を考えていましたが、今月は今日までほとんど仕事ができていなかったのと、週末はかなり忙しいことがわかっていたので参加はしませんでした。

Frutigenで行われる大会には、こっちに来てからは皆勤賞で参加していたのでちょっと残念! 

仕事中、インターラーケンからも見えるFrutigenの谷を飛んでいるグライダーを指をくわえて眺めていました。。。

しかし、そのおかげで金、土、日で23本フライトでき、なんとか5月も生き延びて(?)いくことができそうです。(笑)
会社としても一日平均約70本のフライトを売ることができてかなりホクホクの週末でした。。。
(会社の記録としてはずいぶん昔に1日130本(!)くらい・・・ということがあったそうです。)



さて、その今回の大会でのエピソードを一つ・・・

クリスティアン・マウラーが勝ったのはいつものことなのですが・・・(笑)

大会初日のタスクが終わった頃、ブルーノ(今回は不参加)がうちの会社で働いている他のPWCパイロットに電話をかけ様子を聞くと、ミハエル・ヴィッチ、アンディ・アエビがワン・ツーだったとのこと・・・

しかし、夜にオフィシャルのリザルトを見ると1位はマウラー・・・

何でだろう??と思っていたら今日、理由がわかりました。。。


マウラーはあまりに早くゴールしすぎて、他のパイロットがゴールしランディングしてきたときにはグライダーはとっくに畳んで、彼は他の人ごみ(?)にまみれ、というかオーガナイザーの手伝いもしていた彼は、さっさとそっちの仕事を始めていて誰も彼がトップでゴールしたことに気づかなかったようです。(参加していたパイロットが気づかなかったということ・・・)

タスクは46Kmと短めで、2位以下は1時間30分くらいからゴールし始めていたのですが、彼は1時間15分でゴール、とこの距離で15分の差をつけるぶっちぎりのレースをしていたようです。一体どんな飛びをしていたのだろう・・??


ちなみに2日目はアンディ・アエビがマウラーを6秒差(だったかな確か?)でおさえ勝っていました。


来月、マイリンゲンで行われるSwiss-Cupには絶対に参加しようと考えています。
が、その前にちょっとは練習しておかないと・・・








ようやく完成

今日は一日天気はもつんじゃないか・・・??なんて考えていましたが、結局前線の動きが早く、雨はなかなか降りませんでしたが、風が強くなり14時頃には店じまいとなってしまいました。。。

最後に山に上がったときは、自分も含め飛ぶ気満々・・・が、

ニーセンのほうはすでに雨が降り始めていて、街の風も結構強くなっていた。

一応ランディングの他のパイロット連中に電話をすると、「まだ飛べるけれど、風の強さはリミット・・・」と、なんとも微妙な感じ。

それでも、問題はないと見て急いで準備をしていたが、一人が「この状況ならオレは飛ばない。」と言う。

その時4人パイロットがいて、3人は飛ぶ気だったけれど、一人でも危険(?)というか飛ばないという判断をしたら、全員飛ばない・・・というのが一応ルールなので、メテオブリーフィングを短く行い、何が問題だと考えるのかを聞き、みんなで下山。。。


年に何回かあるこんなシチュエーション・・・

明らかな判断材料があるときは簡単だが、リミットギリギリと考えられる時はそこにいるパイロットによって、飛んだり飛ばなかったり・・・と、常に同じようにはいかない。 時には判断を誤り、雨の中を飛んでしまったり・・・ということもある。去年は一回、他の会社のグライダーと合わせて10機ほどで飛んでいて、最後の何機かは稲光の中を飛んでしまっていたこともある。。。

パイロット個人の考えるリミットもそれぞれ違い、例えば、今日は一人はハングのタンデムもしている強風に慣れているパイロット。もう一人は本当に様々な強いコンディションでの経験のある現役PWCパイロット。飛ばないと言ったパイロットは、民間旅客機のパイロットもしているが、パラでのフライトは今はタンデムのみで、そんなにフライト数は多くない。(それでも年間200本くらいは飛んでいる。)そして、基本的には結構冷静。 ちなみに自分は・・・?ごく一般的なパイロット。。。(笑)

これだけバックボーンが違えば判断も少々異なってきてしまっても不思議ではない。

みんながイケイケだと危ないこともあるかもしれないが、こういった様々なパイロットがいるので、時には少しみんなを抑えたり・・・と、うまくバランスが取れているのかもしれない。

それでも、結構難しい問題です。

日本のようにエリアに管理者がいて、全てをコントロールしているとこんなことも少ないのでしょうが・・・

そんなのに慣れていた自分はこっちに来た当初、一人で黙々と飛んでいたときにはここのコンディションの判断材料が全くわからず、身をもっていろいろな状況を体験させて頂いていました・・・(笑)


さて、今日のタイトルについてです。


ようやくスポンサーのロゴが完成しました!!

今日はとりあえずどんな感じかを見たかったので、簡単に自分のカメラで写真を撮ってもらいました。
タイトルバックにカラーを載せてあるので、ここには白黒で・・・(笑)
(実は、あまり綺麗に撮れていなかった・・・)

またチャンスをみて綺麗な写真を撮って載せたいと思います。


フニン(赴任or不妊?)

今日は突然ですが、自分の名前についてちょっと・・・

自分は今まで(生まれてから??)親や親戚以外から名前で呼ばれたことがありません。
いつも「三木」と苗字で呼ばれていました。

あだ名というものは、一回だけスキースクール時代になぜか「のり平」(笑)と呼ばれていたことがあり、それから何年かは「のり平」で通っていて、知らない人は自分の名前が本当に「のり平」だと思っていた人も多かったはずです。
(いまだに、当時のスキー、パラの業界の人で自分のことをこう呼ぶ人もいますが・・・)



スイスではどうかというと・・・

いまだに「Miki」なのです。。。

普通、欧米ではファーストネーム(名前)で呼び合うものだと思っていたので(実際もそうなのですが。)、自分もこっちに来た当初は一生懸命自己紹介をするときは「Fumio」と言っていたのですが、こっちの言い方が悪いのか、ただ単に言いにくいのか、なかなか伝わらない・・・

だったら・・・と思い、「Miki」と言うと、「ああ!Mikiか。」と簡単に通じる。

ということで、

いつの間にか「Miki」で通ってしまった。。。

いまだに、本当に仲の良い友達以外は自分の名前を「Miki」だと思い込んでいて、時々「Miki、お前の苗字は何ていうの??」などと聞かれ、
「Mikiだよ。」 
「えっ!Mikiって苗字なの?じゃあお前の名前は?」 
「Fumioだよ。」
「FFF・・・言いにくいな。 Mikiの方が簡単だ。」
といったやり取りがあるのです。。。


「Miki」と正しく(?)呼んでくれればいいのですが、なかなかそうはいかず・・・
ミキ→ミッキー→マイキ(?)マイク→・・・と様々な呼び方で呼ばれています。
今は、もう明らかに間違っていなければOKとし、(笑)  特に訂正もしません。。。

ミッキーのパターンはスキースクールで子供のレッスンをするときに効果を発揮し、「ミッキーマウスのミッキーだ!!」と喜ばれています。(本当に?)
いうなれば「三木ネズミ」といったところですね。日本人ですから・・・



といった感じで、自分の苗字と名前は、こっちではどっちがどっちか非常にこんがらがっているようで・・・

これは自分のミスかもしれませんが、電話帳の名前も苗字と名前が入れ替わっているし・・・(来た当初に登録しているから。)
いろんな書類に苗字と名前を書いても、中途半端に自分のことをを知っている関係のものだと勝手に苗字と名前を入れ替えてしまい、(例えば大会のリザルトなど・・・)「Miki」が完全に名前になってしまっています。


「Miki」「Mike」「Micky」「Mikki」・・・等々、様々な綴りの間違いもあるのですが・・・


今日、とうとうここ10年で最高の間違い大賞を発見しました。

タイヤ交換した自動車修理工場の請求書で、ここのオーナーも一応自分のことはよく知っているはずなのですが、「Fumio」にちょっと問題が・・・


さあ、ここから拡大・・・











・・・・・・

素晴らしい!! 三木赴任 三木不妊 三木フニン

一体どれだろう??

癒し??

すっきりしない天気が続いています。。。

雨なら雨、フェーンならフェーン・・・と、飛べないなら飛べないではっきりしていれば、すっきりと休むことができるのだけれど・・・

毎日非常に微妙なコンディションで、前線がいつ来るか? フェーンの風は入ってくるのか?どこまで来ているのか? 風はもう結構強いけど、まだギリギリいけそうだ!等々、フライト以前にコンディションにかなり気を使い、また結局飛べない・・・といったことも多く、仕事をしているようでしていないような日々です。(笑)


この前、自分にはちょっと似合わない衝動買いで、鉢植えを買ってしまいました。(笑) 癒しを求めているのだろうか???
ちょっと変わっていて、水中植物を鉢に植えてあるように見せ、水に沈めてあるという物・・・??こんな説明であっているのかな? 

写真↓



綺麗なのかどうだかは微妙なところだけれど、何となく気に入っています。


あとは、もうちょっと部屋を掃除してこざっぱりとさせれば、癒し空間の誕生です??(笑)

湖上を飛ぶ。

ここインターラーケンを飛んでいると、コンディションのいい時は湖を横断したり・・・と湖上を飛ぶ機会が結構あります。

もちろんタンデムでも風がよければ、上げてトゥーン湖の上空まで出て行き、西風に乗ってインターラーケンの街に戻っていくというフライトを25分くらいで何本かこなすこともあります。
お客さんにとっては非常にラッキー、自分も気分がいい、とても面白いフライトです。



通常、地面の上を飛んでいる時は何も感じないのですが、湖上を飛び、下が一面水という状態になると、自分はなんだか不思議な感覚になります。(ちょっと怖いのかな??(笑)トラウマから・・・)なんというか、本当に地に足が着いていないような気分になるとか・・・??(どこを飛んでいても同じ!)
とにかく上手く言葉にできない感覚になります。



今日は久しぶりにまるで秋のように空気も澄み渡り景色が非常に綺麗に見えていたので、パンフレットの写真を撮るために、昼の一本はサーマルがあまり活発でない時間帯でしたが、ちょっと無理しながら湖上まで出て行きました。インターラーケンには戻れず、Lehn(湖の近くのランディング)にランディングしましたが・・・

 


プロフィール

Fumio Miki

スイス(ヨーロッパ)にて、日本人初のパラグライダー プロタンデムパイロットとなる。レース競技のほうもスイス国内リーグで飛び続ける。 スキー教師としても活動。スイス在住22年目。。。

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