続 Fumio Miki - スイス・インターラーケンより・・・

スイス・インターラーケンより・・・ 旧ブログの過去ログはこちらからご覧下さい。 http://sky.ap.teacup.com/miki_swiss/

2007/04

嵐は去らず・・・

のんびりどころか今日まで(今のところ今日まで・・・)忙しさノンストップ。
フル回転で毎日7本ペースのフライト・・・疲れるどころかすっかり体は慣れてしまってきてテンション上がりまくりです・・・(笑)

しかし、仕事が終わると一気にテンションダウン・・・
爆睡の日々で、睡眠時間だけはタップリ取れていますが。。。



すっかり春を通り越してしまったような暖かさで、朝仕事に行くときと、飛んでいるときはウィンドストッパーのジャケット(薄手)1枚を着ていますが、後はTシャツ一枚でちょうどよく過ごせるほどの陽気です。
(毎日25℃近くまで気温は上がっています。予報ではこの先もうちょっと上がるようなことも言っています。)

嵐は去って・・・

やっと(?)イースター休暇も終わりました。。。

毎日毎日天気は良く、サーマルがんがん、バレーウィンド強く・・・というコンディションで4日間朝から晩まで飛び続けるというのは、なまった体には結構こたえ、今現在すっかり疲れきっています。。。

こんなのを毎シーズン5ヶ月位続けている自分が今は信じられません・・・(笑)
それでも、飛んでいるのは全然苦にならない(どころか楽しい)のですが、グライダーをテイクオフで広げて、ランディングで畳んで・・・が大変なのかな?多分。炎天下の中では。。。

もし、自分が山に上がるとグライダーはすでにセットしてあって、ランディングしたら誰かが畳んでくれて、また車に乗って山に上がるだけ・・・というようなとても素敵な状況だったら楽で楽でしょうがないでしょう。仕事をしている気にならないかも・・・?? それとも逆に気が抜けてしまって危ないか!?



今日は今までに増してバレーウィンドが強くなり、ランディングはかなり荒れました。。。
自分も一回、ランディング直前にグライダーが大きくかなり理解不能(笑)な動きをし続け、ちょっとヒヤッとしたけれど、ランディング後はとりあえずクールに「ちょっと荒れ気味だな・・・」程度のことを軽くのたまい、内心次のフライトはどのルートでどこからアプローチしようか・・・??などと一生懸命考えているのでした。。。



サーマルがんがんの中を飛んでいると、なるべくグライダーを揺らさないように飛んでいても気分が悪くなる人はいるもので、多分どのパイロットも毎年1回は空中でお客さんが吐いてしまう、という状況を経験していると思います。
(どのパイロットも非常事態(?)用の袋は持って飛んでいる。<スイスでは街のあちこちに設置してある犬の糞を入れる用の袋。通称「ロビードッグ」>実際あまり役には立っていないような気がします。事は突然起こるので・・・)


昨日、シーズンはまだ始まっていないと言うのに、すでに一回目をやってしまいました。。。
本当にランディング直前(ファイナルアプローチ中)に3連発。。。袋を渡せる状況なんかではありません。自分が手を離せないですから。。。

パラグライダーは常に約40Km/hで飛んでいるので、物は全て後ろに飛んできます。ということで、よけることに集中しすぎてグライダーはどんどん伸びていって、公園の端から端まで目いっぱい使ってようやくランディングできました・・・(笑)

ランディングはギャラリーで一杯だったので、かなり注目の的になっていたでしょう・・・ランディング直前に何かがばら撒かれているんですから。。。
(ラッキーなことに、彼の吐き方はプロ級で、自分にも彼自身にも全くかかっていませんでした。。。)



そんな感じのイースター休暇でした・・・?


明日からはまたちょっとのんびりした日が続くかな・・・??

イースター

イースター休暇が今日から始まりました。(月曜日まで)
(復活祭(ふっかつさい)はキリスト教の典礼暦における最も重要な祝い日で、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目によみがえったことを記念する。「復活の主日」、あるいは「イースター」とも言われる。復活祭は基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、年によって日付が変わる移動祝日である。2007年の復活祭は東西教会とも4月8日。)

自分にとっては何年経ってもいまいちピンとこない祝日なのですが、街の色々なところでシンボルであるウサギと卵のデコレーションを目にしたり、スーパーにいけば大きく場所をとって大小様々なウサギのチョコレートがあったり、と、いやでも雰囲気だけは味わうことになります。

なんでウサギと卵かというと・・・命と目覚めの象徴(復活だから)というような意味があるようです。(ウサギはこの時期冬眠から目覚めるから。)



まぁ、どんな意味があるかは置いといて、とにかく祝日なのです。

この辺りのスキー場は(シルトホルンを除いて)このイースターが終わると営業を終了します。(イースターの日は毎年違うからいつもそうだとは限らない。)
友達の話だと、雪も十分に残っていて、とりあえずまだ存分に滑れるようです。

が、この時期の観光客が訪れるのはもうスキー場だけではなく・・・今日のインターラーケンは本当に多くの人であふれかえっていました。

天気にも恵まれ、今日は一日中飛びの仕事。
いきなり訪れた忙しさに、最後の一本を飛んだ後はちょっと疲れ気味・・・
しかし、イースター中はずっと天気はよさそうなので、不況(?)だった冬の分も働かなくてはならないようです。。。笑


追加・・・

昨日の写真が数点「Chill Out」のHPに載っているので興味のある方は・・・

http://www.chilloutparagliding.com/


Chill Out チームトレーニング

Chill Outのスタッフ(手伝いスタッフも)のシーズン始めのトレーニングがあり、自分も参加してきました。

コンペチームパイロットから、スクールのテイクオフなどのヘルプのスタッフまで、20人近くが集まり、午前中に細かいテクニックについてやクロスカントリーフライトの気象についてなどの座学を行い、午後はグリンデルワルドからインターラーケンゴールのちょっとしたタスクを飛び、その後それぞれのGPSのトラックログをみんなで見て、色々な意見交換。

現在、チルアウトのコンペチームは非常に充実していて、有名どころでクリスティアン・マウラー、スティーブ・コックス、アンディ・アエビ等の世界のトップを張る連中・・・に加え、4,5人の若い有望なパイロットがいます。
今度の日本で行われるPWCにも何人かは行くようなので注目してください・・・




今日自分はさすがにAirwaveのグライダーで飛ぶのは気が引け、グライダーを借りて飛んだのですが、よくわからないぐらいだーでした。(モデルが・・・)

とにかく何かのプロトタイプのようで、オメガ7とシグマ6の間のようなグライダーでした。
カリは詳しくは教えてくれませんでしたが、グライダーケースにはシグマ7と書いてあったので、多分この先シグマ7のプロトタイプになるであろうプロトタイプだったのではないかと思います。(こんなこと書いてはいけなかったかな?? 軽く読み流してください。笑)


グライダーはちょっと安定にかけていて、翼端もパシャパシャしていましたが、かなり良く飛びました。(サイズはちょっと大きすぎたようですが。。。)調子がよければコンペチームと同じタスクを一緒について回れるかな??なんて思っていましたが、テイクオフしてアクセルを踏んだらブチッと接続部分が綺麗に切れ(自分のハーネスとグライダーのアクセル接続のシステムが違い、応急で適当に結んでいた・・・)、のんびりフライトに切り替え。。。ゆっくりまわっているとランディングの時間に間に合わなくなるので・・・(時間厳守だった。)

パイロン一個をパスしてシーニゲプラッテ手前上空で他機を待ってみんなで一緒にインターラーケンを横断しベアテンベルグへ。なかなか爽快だった。



久しぶりにソロでちょっとした距離を飛んで気持ちよかったし、非常に勉強になり、またちょっとモチベーションが上がった一日でした。。。





プロフィール

Fumio Miki

スイス(ヨーロッパ)にて、日本人初のパラグライダー プロタンデムパイロットとなる。レース競技のほうもスイス国内リーグで飛び続ける。 スキー教師としても活動。スイス在住22年目。。。

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