2日目は、朝一番のロープウェイでシルトホルンへ。
いきなりシルトホルンからのフライト(ライディング)です。

斜面を少し滑走して右に90度ターンして、そのままクリフから飛び出していく。
そしてすぐに3Dターンしてダイブ・・・結構迫力ありました。。。
よくビデオで見ていた映像だ!・・・などと嬉しくなりながら雪面にタッチして少しはライディングをしようとするのだけれど、もしここで失敗して止まってしまったらヤバイなぁ、とちょっとチキンなことを考えていたらなかなかうまくいかない・・・でも、最高でした。

大体こんなルートを飛んできたと思います。
高度差で約1500m位でしょうか。
写真真ん中の斜面は雪崩の危険がかなりあったので、通過はしませんでした。

まずはここを2本。

そして次はビルク。

ここで高度差1200m位。
かなり楽しかったですね、ここは。(慣れてきたというのもあるのでしょうが・・・)

上部では崖の雪のついている所にタッチしたり、下部では高速ターンで新雪を滑って・・・と、すっかりスピード・フライヤー気分でした。。。
ここも2本フライト。


そして、午後は・・・


急遽、地元インターラーケンのクラブ主催の大会に参加することに!!

そうです。ここインターラーケンにはもうスピード・フライングのチーム(クラブ)が誕生しているのです。
なかなかレベルは高いようで、先日オーストリアで行われたスピード・フライング、オーストリア選手権ではこのクラブから参加したWicki兄弟(うちの会社のパイロットでもあります。)が優勝、準優勝をして賞金を稼いできていました。(もう一人が10位くらいだったかな?)
参加者は20人程度だったそうですが、今回のクラブの大会の参加者も20人(インターラーケン近郊だけで。)この付近ではかなりのスピード・フライヤーが誕生しています。(笑)


大会はスラローム+α、(なんていうのかよく知らないです。初心者ですから。笑)

あまり気分は乗りませんでしたが、トレーニングランだけとりあえず・・・
と滑ってみたらかなり面白いので、やっぱり参加することにしました。。。


コースは、スタートしてゲートをターンして、次のちょっとした急斜面手前のゲートのキッカーでジャンプ。そこで綺麗にスキー板をクロスしてアピールすると0,5秒のボーナス。そして、斜面のすぐ下に次のゲートがあるので、ちょっとダイブしながらターンしてゲートを通過し大きなS字ターン。これは飛んでいてもOKです。
そして、最後に長い急斜面にもう一個ゲート(林のすぐ隣にあって、失敗して入っていくとかなり危険!)ここも飛んでいます。
そのゲートを通過したら最後はターンしながら大きくダイブしてスピードをつけてタッチアンドゴーのエリアへ。(もうフラットなゲレンデです。)1m四方の枠で3秒、外の大きい枠で1秒のボーナスです。
最後はそのまま滑っていって、1mくらいのバーを飛び越え、そのまま幅跳び(?)距離ごとにボーナスです。

みんな結構本気で、しかもグライダーは10�u以下の連中が多い中・・・12�uの、しかも滑空性能がいいというグライダーの自分は勝負にならない。
まぁ、始めから勝負以前にちゃんと滑れるか?といった感じだったのですが。(笑)

3本滑ってベスト2本をカウントする方式で行われ、なんとか3本とも成功。。。(笑)

フリーライディングも面白いけれど、こういった規制されたところで滑るのもかなり面白かったです。

結果は20人中11位。
思った以上に頑張ってしまいました。(笑)

1位、2位はもちろんWicki兄弟。彼らが63秒位、自分が75秒位でした。





大会終了後は全員でまたシュテッヘルベルグまでフライト。
スキーゲレンデの終了時間を待って、ゲレンデから全員で一斉スタート。。。

スピード・フライングが20機一斉に、まだソアリングしているパラグライダーの横を通過して飛んでいく光景は面白いものでした。

スタートする前に全員で谷の上空でグルグル回っていると危ないから、スパイラルやウィングオーバー等はしないで静かに降りろ!と注意があったのですが・・・

谷の上空に到達したとたん・・・

みんな一斉にグルグルです。(笑)言った本人が先頭切ってやっていましたから・・・

800mの高さから何もしないでただ飛んで降りてくるということは、はっきり言って
不可能なことのようです。(笑)



こんな感じでキャンプは終了。

フライト本数は規定まで到達していませんでしたが、日ごろの行いがいいので(?)特別にライセンス試験合格ということにしてもらい、これでオフィシャルのスピード・フライヤーになりました。(笑)
(この冬までは、まだスクールごとに試験が行えることになっているので・・・)

来年はグライダーを買うことになるでしょう。(笑)